2009年7月31日金曜日

スペイン語勉強法(Webを使って)


久しぶりに涼しい1日ですが、皆様いかがお過ごしですか。
普段は講座の予習復習に時間がとられて余分な勉強をする時間をとることは難しいと思います。

今日は夏休みの時間があるときのための、Webを使った勉強方法をお知らせします。

スペイン語を学習する無料のサイトはいくつもあるのですが、ここでは特にお勧めのサイトをご紹介します。


まずは、東京外国語大学の言語モジュールです。
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/es/index.html

全部で18の言語のモジュールがあり、発音・会話・文法・語彙などのセクションに分かれています。
上記に引用したサイトは、その中のスペイン語のサイトです。

1)発音編
スペイン語と日本語の発音の比較があります。
Webですから、スペイン語のUvaと日本語の乳母の違いを耳で聞いて確かめることができます。

それなりにスペイン語を長くやっていると、意味から聞き取りができるようになります。
ですが、本当にスペイン語の音を聞き取っているのでしょうか。 それがわかるのは、知らない単語を聞き取るときです。

映画やインタビューなどで地方色豊かな音を聞き取るとき、聴解力のなさを時間することがあります。
そうした意味で、上級者でも、もう1回発音編をやってみると、大変ためになると思います。

たとえば、pero perro peloの違いを自分がきちんと発音できているか、そして、どんな場合でもrと lの違いを聞き取ることができるか、どうかなどです。

また、elleや jなど日本語にない音の違いがよくわかる、そして、よく練習できるようになっています。

2009年7月27日月曜日

第6回ラテンビート映画祭


先日、ラテンアメリカ研究所上映会でご紹介した、第6回ラテン・ビート映画祭 LATIN BEAT FILM FESTIVAL2009からチラシが届きました。スペイン語・ポルトガル語圏の話題作が満載。チラシに掲載されている作品よりもまだ増えるようです。

本日、ラテンアメリカ研究所図書室に来た受講生と、「ラテン・ビート映画祭の中で、どの映画を見たらいいだろうね」と話していました(どこからか、『全部見て!』と言う声が聞こえてきそうです!)そこで、映画のオフィシャル・サイトを下記に貼ってみました。オフィシャル・サイトがあるものはオフィシャルを、ないものはOfficalの予告編と思われるTrailerを貼っておきました。

東京会場:新宿バルト9
期間:9月17日(木)~9月23日(水・祝)

大阪会場:梅田ブルク7
期間:9月23日(水・祝)~9月27日(日)

■『ARRÁNCAME LA VIDA』(命を奪って)
メキシコ2008年
http://www.youtube.com/watch?v=Pn3F_7nGbiM

■『CAMINO』(カミーノ)
http://www.caminolapelicula.com/
スペイン2008年
監督:ハビエル・フェッセル

■『LA BUENA VIDA』(サンティアゴの光)
チリ・アルゼンチン・スペイン・フランス
監督:アンドレス・ウッド
http://www.labuenavidapelicula.cl/

■『LOS DIOSES ROTOS』(壊れた神々)
キューバ2008年

■『LOS BASTARDOS』(よそ者)
メキシコ・フランス・米国合作
http://www.bastardos.com.mx/

■『EL TRUCO DEL MANCO』(クアホ、逆手のトリック)
スペイン2009年
http://www.eltrucodelmanco.com/

■『LEONERA』(女囚の檻)
アルゼンチン・韓国・ブラジル合作2008年
http://www.leoneralapelicula.com/

■『ESTOMAGO』(イブクロ ある美食物語)
ブラジル・イタリア合作2007年
http://www.estomagoofilme.com.br/

■『LOS AÑOS DESNUDOS/CLASIFICADA S 』(ヌード狂時代/R指定映画)
スペイン2008年
http://www.losañosdesnudos.com/

■『MENTIRAS Y GORDAS』(セックスとパーティーと嘘)
Official site
http://www.sonypicturesreleasing.es/sites/mentirasygordas/site.html
スペイン 2009年
監督:アルフォンソ・アルバセテ

2009年7月25日土曜日

第6回ラテン・ビート映画祭(スペイン・ラテンアメリカ映画祭)

第6回ラテン・ビート映画祭(スペイン・ラテンアメリカ映画祭)の案内がWeb上に掲載されました。

http://www.hispanicbeatfilmfestival.com/

先日の「法王のトイレット」上映会とトークに出演していただいたアルベルト氏プロデュースの映画祭です。見てみると、どれも内容がぎっしりつまった必見の作品ばかり。ラテンアメリカ講座の学期中は時間的な都合もあってなかなか行けないけれど、9月は映画祭通いで忙しくなりそうですね。

先日このブログでも紹介した、川口のSKIPシティ映画祭が好評です。
ラテンアメリカ研究所事務局にも、何人かから感想をお寄せいただきました。

話題性、素材の良さ、評判が良くて当たり前ではありますが、
こうした素材を超えて「素晴らしかった!!」の声が届きました。

早速、研究所の「エル・システマ」の本も貸出中となりました。

2009年7月22日水曜日

佐野碩伝をものにした演出家岡村春彦

特別寄稿:伊高浩昭(ジャーナリスト) 


 岡村春彦の『自由人佐野碩の生涯』(岩波書店、2009年6月26日発行、3800円)がついに出た。待望の本である。佐野碩(1905―66)は「セキ・サノ」として知られ、メキシコに近代演劇を植えつけた演出家で、「メキシコ演劇の父」と呼ばれるグラン・マエストロ(巨匠)だ。ラ米の演劇界でも広く知られている。ラ米に文化面で最も貢献した日本人が碩であり、このような日本人は再び現れないだろう。碩は1939年、革命大統領ラサロ・カルデナス(1895―1970、任期1934―40)時代のメキシコに政治亡命したが、経済目的や生活目的の移住者でない点でもラ米では前例のない日本人定住者だった。
 私は1967年3月にメキシコ市を拠点にラ米取材を開始したが、碩は半年前の66年9月心臓発作で死去していた。私のメキシコ時代には残念な取材上の思い出がいろいろあるが、碩に会えなかったのはとりわけ残念極まりないことだ。会っていれば当然、インタビューして長い記事を書いていただろう。
 1973年のある日、メキシコ市の私の元に岡村春彦(1935年生まれ)が訪ねてきた。前年からその年にかけて同市内にある大学院大学「コレヒオ・デ・メヒコ」で客員教授を務めた鶴見俊輔の紹介だった。岡村は初対面で、碩について本を書く目的を話し、私に取材上の協力を求めた。私は快諾し、メキシコ市での協力者の一人になった。岡村は、かつてヴィエトゥナム戦争報道で鳴らした写真家岡村昭彦の実弟で、舞台俳優と演出家を兼ねていた。私は、学生時代に昭彦の写真報道に敬意を払っていたことから、春彦に親近感を抱いた。
 私は、半年の時間差で碩に会えなかった悔しさを埋めるためにも、岡村の取材を応援しようと考えた。これはメキシコの演劇、演劇史、演劇人、演劇政策の取材であり、岡村の取材の一部に同伴するのは私にとっても有意義なことだった。そのころ私は、壁画家ダビー・アルファロ=シケイロス(1896―1974)を取材して何度も記事を書いていたが、碩とシケイロスはある局面で絡み合う関係にあった。

 碩は、戦前の軍国主義日本で演出家となって頭角を現したが、万能の特高警察による激しい弾圧が渦巻く暗黒日本を逃れるように、演劇理論を学び実習するため欧州に去る。東京で活躍していた1929年には、「インターナショナル」の歌詞を佐々木孝丸とともに邦訳している。「起て飢えたる者よ、今ぞ日は近し」で始まるあの歌詞だ。31年に横浜港を出て、ロサンジェルス、ニューヨークを経て、ベルリンに渡り、モスクワに行く。翌32年から37年までモスクワに住み、演出家メイエルホリドの助手として働きながら、もう一人の演出家スタニスラフスキーの理論も直接体得する。碩は、モスクワでも一目置かれる演出家になった。
 スターリンの粛正の荒波が押し寄せる直前にパリに出たが、翌38年、折から激しい内戦が続いていたスペインのバルセローナで内戦の記録映画の撮影に携わる。この年、再びニューヨークに渡り、半年滞在して、39年メキシコに行く。軍国日本から〈国賊〉扱いされていた碩は、ソ連出国からメキシコ入国時まで、日本の出先機関から査証取得や入国で邪魔されっぱなしだった。死の脅迫を受けたこともある。
 メキシコ市に落ち着いた碩は、死ぬまで27年滞在したが、その間、出国したのは、演劇指導に招かれたコロンビア、革命キューバ、グアテマラの3国だけだった。メキシコ生活は、26年間の日本時代をわずかながら上回る長さだ。日本には晩年、演劇公演を目的に訪問する意志を示したが、実現しなかった。
 英、仏、独、露、西の5カ国語に堪能だった碩の周辺には、常に著名な芸術家、知識人の輪ができた。アグネス・スメドレー(米ジャーナリスト)、アンドレ・マルロー(仏作家)、エイゼンシュテイン(「メキシコ万歳!」のソ連映画監督)、石垣榮太郎・綾子、ディエゴ・リベラ(墨壁画家)、シケイロスら、交友録はまばゆいばかりだ。戦前日本の演劇人、小林多喜二を含む左翼作家らはほとんどすべて友人であり、当時の日本共産党幹部たちともモスクワで会っている。

 岡村は、碩が同棲していた米国人舞踊家ウォルディーンにまず会いたいと望んだ。碩のメキシコ時代で最も重要な女性である。メキシコ市内の住宅街に、彼女の広い稽古場があった。私は通訳を務めた。碩が晩年、活動したコヨアカン劇場の跡や、幾つかの劇場を訪ねた。碩を支援した芸術庁や電気労連も訪ねた。演劇人たちは口をそろえて碩の偉大さを讃えた。彫刻家イサム・ノグチの描いた壁画のある下町の生鮮食料品市場や、リベラやシケイロスの壁画のあるあちこちの古い建物を回った。中心街にある国立劇場ロビーは壁画の宝庫だが、この劇場を本拠としている国立民俗舞踊団の当時の団長アマリア・エルナンデスも、碩を師と仰ぐ演出家だった。国立劇場の近くには、碩が舞台としたことのあるイリス劇場もあった。
 リベラとフリーダ・カロが暮らしたコヨアカン地区の「青い家」や、夫妻が亡命者トロツキーに貸していた「トロツキーの館」にも案内した。トロツキーは1940年8月、スターリンの回し者にピッケルで脳天を割られて暗殺されたが、これに先立つ5月、シケイロス率いるメキシコ共産党の突撃隊が館を襲撃した。この時トロツキーは〈奇跡的に〉一発の銃弾も当たらず無事だったが、シケイロスは後年、「モスクワからの暗殺命令があったが、私は暗殺するつもりはまったくなかった」と語った。その気があったならば、トロツキーは殺されていたはずだ。だが3カ月後、暗殺されてしまい、一時、「モスクワから来た男・碩はスターリンの回し者ではないか」と言いふらされ、碩は警戒していたという。碩が助手を務めたメイエルホリドは40年2月粛正(銃殺)されており、「クレムリンの長い手」が及んでもおかしくないと碩が怯えたとしても不思議はない。
碩が短期間バルセローナで内戦の状況を映画にしていたころ、シケイロスは人民戦線義勇兵部隊の中佐として前線で戦っていた。1967年に私がシケイロスにインタビューしたとき、「私の人生で最大の出来事はスペイン内戦体験だった」と画伯は語ったのである[『メヒコの芸術家たち』(1997年、現代企画室)参照]。カルデナスは、スペインから逃れてきた亡命者を数多く受け入れた。余談だが、フリーダが、女癖の悪かった夫ディエゴへの当てつけで、トロツキーやノグチと関係を持ったのは周知の事実だ。
 岡村は、その後も2回、メキシコを取材し、90年代後半には原稿をほぼまとめていた。私は点検するよう依頼され、碩のメキシコ時代の記述について読ませてもらった。ところが2002年に衝撃的な知らせが届いた。岡村が脳出血で倒れたというのだ。原稿は、しばし眠るのを余儀なくされた。だが、家族ぐるみでリハビリテーションに取り組み、岡村は言語による会話をかなりな程度奪回した。そして演劇評論家の友人の力添えを得て、出版にこぎ着けたのだ。最初の取材から36年、周年が結実した。まさに労作中の労作だ。送られてきた本を手にして感慨無量だった。「碩に会えなかった無念」も大方吹き飛んだ。この本は、碩研究に新しい地平線を開いた。私は電話で岡村を祝福した。

2009年7月10日金曜日

キューバ映画祭2009、映画で学ぶスペイン語情報(その続き3)


そして、キューバ映画祭2009の情報も、いただいたチラシからお伝えします。

場所:渋谷ユーロスペース
期間:2009年9月26日(土)~ 10月9日(金)
<上映作品>☆印は、日本初上映!

<革命直後のキューバ/60年代名作集>
1. 「ルシア」 Lucia 
監督:ウンベルト・ソラス1968/デジタル・リマスター版/160 分/新訳
1969 年 モスクワ国際映画祭金賞

2. 「ある官僚の死」La Muerte de Un Brocrata ☆
監督:トマス・グティエレス・アレア
1966/デジタル・リマスター版/モノクロ/85 分
1966 年 カルロビバリ国際映画祭審査員特別賞

3. 「12 の椅子」Las Doce Sillas ☆
監督:トマス・グティエレス・アレア  1962/デジタル・リマスター版/97 分
1963 年 モスクワ国際映画祭 映画労働組合栄誉賞

4.「低開発の記憶?メモリアスー」Memorias del subdesarrollo  監督:トマス・グティエレス・アレア 1968/DV/97 分
1970 年 カルロビバリ国際映画祭ドン・キホーテ賞、FIPRESCI 賞
1974 年 全米批評家協会ローゼンタール基金賞

<90年代(ソ連崩壊後)から現代のキューバ>
5.「苺とチョコレート」 Fresa y Chocolate  監督:トマス・グティエレス・アレア/ファン・カルロス・タビオ  1993/ デジタル版/カラー/110 分/キューバ=メキシコ=スペイン  スペイン語から新訳
1995 年 スペイン・ゴヤ賞 最優秀スペイン語作品賞
1995 年 サンダンス映画祭 審査員特別賞
1994 年 アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
1994 年 ベルリン国際映画祭銀熊賞(審査員特別賞)
1993 年 新ラテンアメリカ映画祭作品賞ほか6部門受賞

6.「永遠のハバナ」Suite Habana  監督:フェルナンド・ペレス
2003/35mm/カラー/84 分/キューバ=スペイン
2004 年 カルタヘナ映画祭/監督賞、撮影賞 他

7.「シュガー・カーテン」Telon de Azucar ☆
監督:カミラ・グスマン・ウルスーア
2005/35mm→DVCAM/カラー/80 分/ドキュメンタリー/キューバ=フランス=スペイン
2007 年 新ラテンアメリカ映画祭 最優秀ドキュメンタリー作品賞 他

8.「パーソナル・ビロンギングス」Personal Belongings ☆
監督:アレハンドロ・ブルゲス
2006/35mm→DVCAM /カラー/99 分/キューバ=ボリビア
2007 年 グアダラハラ映画祭/エミリオ・ガルシア・リエラ賞他

<国際映画テレビ学校 X ガルシア=マルケス>
9.「3つの愛の物語」Con el amor no se juega ☆
監督:カルロス・ガルシア・アグラス(1話、2話)
トマス・グティエレス・アレア(3話)
1991/35mm→DVCAM /カラー/91 分/メキシコ=キューバ

10.「コロンビアのオイディプス」Edipo Alcalde ☆
監督:ホルヘ・アリ・トリアーナ
1996/35mm→DVCAM /カラー/96 分/コロンビア=スペイン=キューバ=メキシコ

11.「 愛しのトム・ミックス」Mi querido Tom Mix ☆
監督:カルロス・ガルシア・アルガス
1991/35mm→DVCAM /カラー/90 分/メキシコ=キューバ
1991 年 新ラテンアメリカ映画祭/最優秀女優賞 アナ・オフェリア・ムルギア

12.「キューバ短編集」
「我らが土地」Esta Tierra Nuestra /1959 /Doc./19 分/トマス・グティエレス・アレア
「チャチャチャの哀愁」Nostalgia del Cha Cha Cha/1991/Doc./17 分/ミゲル・トーレス☆
「オバタレオ」Obataleo/1988/Doc./11 分/ウンベルト・ソラス☆
「フィルミヌート」vol.1/1980/Anime/6 分/ホアン・パドロン
「キューバの女優たち」Cualquier Mujer/2005/7 分/タマラ・モラーレス☆

映画で学ぶスペイン語(続き~その2)


SKIPシティ国際Dシネマ映画祭より

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009(第6回)は、7月10日[金]~20日[祝・月]までの11日間、彩の国ビジュアルプラザ 映像ホールをメイン会場に開催されます。
会場はJR川口駅より、無料直行バスで約12分、SKIPシティ映像ホール。
入場券:コンペ作品(下記はどれもコンペ作品のようです)の場合、前売りだと600円、当日券の場合は1作品、800円。3回券の場合は1500円のようです。詳細は下記HPよりお確かめください。

海外作品

①映画「めざめ」2008年/スペイン、ポーランド/100分
日時:7月12日[日]10:30~と7月14日[火]15:00~
青年は心の幻影と決別しなければならなかった…スペイン・ポーランド合作の青春映画。
8歳の時に母親に捨てられたマルセルは、祖父パスカルの元で、たくさんの愛情を受けて育った。時が過ぎ、21歳になったマルセルは、唯一の家族である祖父の元を去り、ガールフレンドと暮らしたいと思うようになるが・・・。
監督: フレディ・マス・フランケサ 出演: エクトル・アルテリオ、アルベルト・フェレイロ、モニカ・ロペス
http://www.terraalavista.com/awaking/index.html

②映画「エル・システマ ~音楽の喜び~」El Sistema  2009年/ドイツ/102分
日時:7月12日[日]17:00  7月15日[水]14:00
音楽の力は、大人を、子供たちを豊かに変えていく…感動のドキュメンタリー。
今から30年以上も前、ベネズエラの音楽家ホセ・アントニオ・アブレオによって設立された画期的な音楽教育制度、エル・システマ。交響楽団に参加し、音楽を奏でさせることで、25万人以上もの貧しい子供たちに喜びと希望をもたらしていく。
監督: ポール・スマチュニイ、マリア・シュトートマイヤー 出演: ホセ・アントニオ・アブレオ、グスタヴォ・ドゥダメル、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ

③ 映画「少女マサンヘレス」Masangeles  2008年/ベルギー、チリ、キューバ、スイス、ウルグアイ/123分
日時:7月16日[木]14:30   7月18日[土]16:00
少女が見つめる混沌とした大人たちの社会…南米を舞台に繰り広げられる家族の物語。
1966年、ウルグアイ。優秀な政治家・アウレリオを父に持つマサンヘレスは、7歳の時に母を自殺で亡くした。世の中は市民戦争で苦しんでいる。彼女が生き残るためには、アウレリオの自分勝手な家族たちに順応して生活するしかなかった。
監督: ベアトリス・フローレス・シルバ 出演: アントネーラ・アキスタパチェ、エリサ・ガルシア・レステル、エクトール・ギド
http://www.youtube.com/watch?v=qa8h9KT3D5w


④映画「ノラの遺言」   2008年/メキシコ/92分
日時:7月16日[木]15:00  7月19日[日]11:00
豪華な食事のレシピに美しいテーブルセッティング…全ては自分の死後のためだった。
近所に住む元夫のホセに自分の遺体を任せるため、ノラは死ぬ前にある計画を立てる。しかし、ベッドの下に忘れられたミステリアスな一枚の写真が唯一の落とし穴となり、完璧だった彼女の計画を予想外の結末に導いてゆく。
監督: マリアナ・チェニッリョ 出演: フェルナンド・ルハン、セシリア・スアレス、アリ・ブリックマン

http://www.skipcity-dcf.jp/program/feature/#outline

映画で学ぶスペイン語(続き)


先日の「法王のトイレット」は観てくださいましたか?
アンケートの集計を読むと、とても喜んでいただけたようです。

今週でラテンアメリカ講座も終わりますね。
これから長い夏休みが始まります。こうした講座のない期間を利用して、旅行をする人もいるかもしれませんが、身近な勉強法、そして、楽しみとして映画もあります。

しばらくの間、そのほんの一部を紹介していきたいと思います。

最初は、
アテネフランセを行われている映画の特集です。料金は一般の方は1000円です。詳細はHPからお確かめになってください。

映画のテーマ:特集 ロシア・ソビエト映画史縦断 1943-1995
料金:1回券、1000円
日時:2009年7月21日~8月15日
場所:アテネフランセ文化センター

①映画:ドン・キホーテ(グリゴリー・コージンツエフ監督) 1957年 106分 
日時:7月23日(木)

②映画:情熱の生涯ゴヤ(コンラート・ヴォルフ監督) 1971年 136分  
日時:7月31日(金)
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/r2/r2.html

2009年7月6日月曜日

ラテンビート映画祭協力の上映会とトーク


「法王のトイレットのポスター」

ラテンビート映画祭の全面的な協力を得て、2009年7月4日(土)にウルグアイ映画「法王のトイレット」とトークが行われました。約150名が来場し、日本では伝えられることの少ないウルグアイの上映を観客の皆様に喜んでいただけました。

アンケートを集約すると、貧しさ、社会の問題も重くなく明るく描かれている。ラテンの明るさが印象的、人情が良い、法王へのシニカルな視点が興味深い、見る機会のないウルグアイの映画を見ることができてよかった。・・・などなど。

トークの印象は、温かく、アトホームでとてもよかった。楽しかった。など。

今回の上映にはラテンアメリカ講座受講生の多くの方々にご協力いただきました。
トイレと同じで上映会までにはドキドキのエピソードもありましたが、当日はとてもたくさんの人が来てくださいました。見る機会の少ないスペイン語圏の映画を紹介するラテンビート映画祭に興味を持ってくださった方も多かったようです。アンケートでも、「ラテンビート映画祭にぜひ行ってみたい」という声がありました。

アルベルトや多くのスタッフのがんばりで今年のラテンビート映画祭にはたくさんの人が訪れるでしょうね。上映作品が決まり次第、「ラテ研便り」のブログでもご紹介しますね。

第6回ラテンビート映画祭

日時:9月17日(木)~9月23日(水)   場所:新宿バルト9