2025年7月5日土曜日

映画『入国審査』8/1(金)~ロードショー


2025/8/1(金)~
新宿ピカデリー、ヒューマントラスト渋谷、シネ・リーブル池袋、その他全国公開

NYに到着したが、なぜか入国できないカップル
「入国の目的は?」
その答えが、あなたの人生を左右する―
NYの空港で入国審査を待つ幸せなカップル。移住のビザも取得し、新天地で暮らす準備は万全だったはずが、説明もなく別室に連行され、密室での不可解な尋問が始まる。なぜ二人は止められたのか?審査官は何かを知っているのか?予想外の質問が次々と浴びせられる中、やがてある疑念が二人の間に沸き起こり──。

ホセ・パルラ「Home Away from Home」7/27(日)まで

ポーラミュージアムアネックス


〇入場無料 11:00-19:00(入場は18:30まで)

〇2025年7月27日(日)まで開催

パルラは、1973年マイアミ生まれ。アメリカ、プエルトリコ、キューバといった多様な移民文化に囲まれて育った。そうした環境は、都市生活や芸術に対する理解に深く影響を与え、パルラの作品に大きなインスピレーションをもたらしてきた。独特のカリグラフィーと、幾層にも塗りかさねられた絵肌に特徴付けられるパルラの作品は、都市の壁に残された記憶や痕跡を想起させると同時に、自身の経験が色濃くかさねあわせられている。とくに世界中を移動するなかで出会った都市や多様な表現との対話は、異なる抽象表現を交差させたパルラの独自の視覚言語の探求をうながしてきた。パルラの痕跡を刻む行為は身体性と質感に富んでおり、加筆や消去、かさね描きといった手法を織り交ぜられることで、身体の動きを反映した絵画的な意識の流れを生み出し、視覚文化の既成概念への揺さぶりをかけている。

都内2会場で同時開催する本展では「日本」を共通のテーマに展示。本展では、ひとつに限定される「ホーム」ではなく、記憶、移動、人とのつながりによって形成され、つねに変化し続ける風景という視点からパルラの作品を紹介する。

 パルラは1999年から幾度も日本を訪れており、日本の風土や文化様式からも多大な影響を受けてきている。ポーラ ミュージアム アネックスではこれまでの重要作品を中心に、パルラの芸術実践やクリエイターたちとの交流の軌跡を辿る。会場では、窯元で滞在制作された備前焼の作品や日本のアーティストやファッションデザイナーとのコラボレーション作品なども展示される。

2025年7月3日木曜日

ペルーコンテンポラリー映画祭 2025年7/18(金)-7/19(土) インスティトゥト・セルバンテス東京



ペルーコンテンポラリー映画祭2025 / FESTIVAL DE CINE PERUANO EN JAPÓN 2025 (VOL4)
2025年7/18(金)-7/19(土)
会場: インスティトゥト・セルバンテス東京
入場料無料、要予約。各回入替制、映画毎にご予約ください。

全作日本語字幕付、ペルーの誇る現代の映画関係者の素晴らしい才能をご覧ください。作品は数々の国際的な賞を獲得しており、現代ラテンアメリカの映画産業に大きく寄与しています。
豊かな多様性、美しい土地と習慣が千年の歴史の中で息づくペルー映画をどうぞお楽しみに。

[プログラム]

7月18日 (金) 
17:45 開場
18:00 開会のご挨拶
   『ラ・エレンシア・デ・フローラ』上映
20:30 終了予定

7月19日 (土)
開場9:50 / 上映10:10〜『Reinas』
開場12:40 / 上映13:10〜『勇気と聖性 ― アナ・デ・ロス・アンヘレス修道女の物語』
開場14:45 / 15:15〜『Yana-Wara』(2023年)

詳細お申し込みはこちら

2025年7月1日火曜日

【公開講演会】立教大学ラテンアメリカ研究所主催 2025/7/12

    公開講演会「日本とボリビアの絆 移住と国際協力から見る関係史」

1899年にペルーからボリビアに転住した日本人移民93名を嚆矢として、ゴム産業で興隆したボリビア・アマゾン地域への日本人移住が20世紀初頭に始まった。北部ベニ県のリベラルタに集住した日本人は、日本人協会を立ち上げ、地元社会との共生を試みた。その後、ゴム産業の衰退とともに日本人移民は各地に拡散したが、第二次世界大戦後、サンタクルス県にサンファン移住地とオキナワ移住地が創設され、同移住地への支援からボリビアへの国際協力や日系人支援が活発になった。1980年以降は、オキナワ移住地から横浜市鶴見区などへの日系人の逆流現象も起きている。彼らは地域コミュニティを支え、多文化共生の推進役としても活躍している。本講演会では3人の講演者が、移住と国際協力から見た日本とボリビアの100年にわたる関係を解説する。

講師:
・本学ラテンアメリカ研究所研究員
 大島 正裕(おおしま まさひろ) 氏
・国際協力機構(JICA)海外移住資料館 副館長
 小原 学(おはら まなぶ) 氏
・関東学院大学社会学部准教授
 藤浪 海(ふじなみ かい) 氏


日時:2025年7月12日(土)17:30~20:00
場所:立教大学池袋キャンパス14号館4階D401教室&Zoom
参加費無料
定員:教室参加200名、Zoom参加300名
事前申込必要 
→ 教室参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/yaqi7epr


→ Zoom参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/vti6zenm



映画『ボサノヴァ 撃たれたピアニスト』


2023年製作/103分/G/スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル合作
原題または英題:Dispararon al pianista
配給:2ミーターテインメント、ゴンゾ
劇場公開日:2025年4月11日
監督:フェルナンド・トルエバ ハビエル・マリスカル
製作:クリスティナ・ウエテ 脚本:フェルナンド・トルエバ
出演者:ジェフ・ゴールドブラム

フェルナンド・トルエバ監督が、「チコとリタ」でもタッグを組んだハビエル・マリスカル監督と共同監督を務め、ブラジル音楽の伝説的ピアニストであるテノーリオ・ジュニオルが1976年軍事クーデター直前のブエノスアイレスで姿を消した実話を題材に、ラテンアメリカの光と影を描いたアニメーション映画。

<上映館>
7/17(木)オーディオルーム トーク付 ボサノヴァ 撃たれたピアニスト 19:10
★上映後トーク:中原仁さん(放送・音楽プロデューサー/選曲家)、オノ セイゲンさん(マスタリング・エンジニア)
7/19(土)オーディオルーム ボサノヴァ 撃たれたピアニスト 17:00

8/16(土)~8/22(金) 17:50~(終19:38)
★先着でポストカードプレゼント!

2025年6月27日金曜日

週刊読書人2025年6月27日号巻頭特集:対談=伊高浩昭・柳原孝敦 <追悼・マリオ・バルガス=リョサ>

週刊読書人2025年6月27日号に、本研究所学外所員でジャーナリストの伊高浩昭氏とラテンアメリカ講座「ラテンアメリカ文学」講師で東京大学教授の柳原孝敦氏の対談が掲載。
巻頭特集<追悼・マリオ・バルガス=リョサ>「ラテンアメリカ文学ブーム」を牽引した最後の作家

https://dokushojin.net/news/1017/


2025年6月26日木曜日

映画『マルティネス』8月22日公開

 

メキシコ人若手女性監督ロレーナ・パディージャの長編デビュー作品。パンデミックを通してメキシコにおける若者と高齢者との関係性が変化したことに着想を得て、老いや死、孤独に直面し愛に迷う60歳の男性を主人公にしたユニークでほろ苦い人間ドラマを作り上げた。主演は、第90回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した『ナチュラルウーマン』(2017)で印象的な演技を見せたチリ人俳優フランシスコ・レジェス。字幕監修は当研究所の洲崎圭子研究員。

映画『マルティネス』原題:Martinez 2023年製作/96分/G/メキシコ
配給:カルチュアルライフ
監督・脚本:ロレーナ・パディージャ
キャスト:フランシスコ・レジェス、ウンベルト・ブスト、マルタ・クラウディア・モレノ

2025年8月22日(金)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、テアトル梅田、アップリンク京都 他、全国順次公開!