2008年7月30日水曜日

航海日誌(伊高先生より)

夏休み報告が届きました。
まずは、ラテ研の受講生をなつかしく思い出しつつ、休みを満喫している様子の伊高先生から。
先生のご活躍と楽しそうな様子が伝わってきます。

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ラ米研「現代ラ米情勢」講座受講生の皆さん、

メキシコ湾航行中のピースボート船上から、このお便りを差し上げます。投稿という形ですけれど。

今回は8月13日にニューヨークに行きましたが、15日昼過ぎ、マンハッタンの第6大通りで、(同日夜、ヤンキースタディアムで開かれた)大リーグ・オールスター(全星)戦の選手たちがオープンカーで行進するのに出くわし、イチローや福留に声援を送り、彼らも気づいて挨拶を送り返してきました。

成田から乗った日航機でNHK野球解説者・与田剛(元中日投手)と乗り合わせ、NY空港で会話しましたが、彼はもちろん全星戦の解説のために到着したわけです。

今回の旅は大リーグに縁があるなと思っていましたが、NYマンハッタンからブルックリンへと移動し、さらにフロリダ半島西岸のタンパに1週間滞在し、タンパ湾の向こう岸のセントピーターズバーグで、そこを本拠地とするタンパベイ・レイズの公式戦をトロピカーナ球場に行って観戦しました。

元スワローズの岩村2塁手にも外野席から声援を送り、気づいた彼とエールを交換しました。遠い日の野球少年にしばし戻った2週間の米国滞在でした。

船はいま、メヒコ湾を南下しており、やがてクーバ西端とユカタン半島の間からカリブ海に入り、8月1日にパナマ運河カリブ海側のサンクリストバルに入港します。

モラのデザイナーでクナ民族の親友ワゴ君と一緒で、愉快にやっています。

エベレスト山に女性で初登頂した田部井淳子さんも、船内講師としての同僚で、アンディーナというラ米名を彼女につけたところ、すっかり定着しています。

酔狂な船客が、浅草神谷バーの電気ブランを持参してきたというので、これからアンディーナも交えて海を眺めつつ乾杯です。

次回はラ米の話をいたしましょう。

アスタ・プロント、080729午後3時45分
サルバドール

2008年7月28日月曜日

講演会(Conferencia)

お知らせが遅くなってごめんなさい。
明日の講演会のお知らせです。

日時:7月29日(火)19時
場所:セルバンテス文化センター
講演者:アレックス・ロビラ、フランセスク・ミラージェス
テーマ:幸福の迷宮

アレックス・ロビラと言えば「グッドラック」。日本でも170万部も売れたベストセラー。
書店の平積みコーナーで緑色に四つ葉のクローバーの印象的な表紙を見かけた人も多いと思います。

実はこの本がラテンアメリカ研究所の図書室に入ったのは昨年のことです。
おそらくロビラという名前、グッドラックというタイトル、セルフヘルプブックのような宣伝からスペイン語圏文学とは思えなかったのが図書室になかった理由なのかもしれません。

スペイン語圏でもこうしたジャンルの本-libro de desarrollo personal-はたくさん存在しています。英語からの翻訳本も数多くあります。 どうやら図書室にはこの手の本はあまりなく、当時ラテ研事務局で図書の担当を始めたばかりの私は買っていいものかどうか迷った記憶があります。それでもそうした本が現在のスペインをよく表しているような気がして買ったことを今でも覚えています。

その後、セルバンテス文化センター創設にあたって、InternationalPressに掲載されたセンター館長の談話を読んで安心したことを覚えています。そこにはAlexRovira氏のグッドラックが日本でとても愛されていることが触れられていたのです。

グッドラックの中にはスペイン的な要素は素材としてはあるのですがInternational風に調理された、今日のスペインのヌーベルキュイジーヌのようです。

グッドラックはとても軽くて読みやすい。しかし何度も読むと深さがじわっと浸みてくる感じがします。

明日の講演のテーマである、新刊「幸福の迷宮」はもちろん発売と同時に購入したことはいうまでもありません。

2008年7月25日金曜日

サンパウロ便り


サンパウロからの写真

昨年までポルトガル語上級とラテンアメリカ論IIを受講していた鈴木さんからお便りが届きました。
お手紙からブラジルらしさ、そして、充実して毎日を送っている様子がわかりますね。元気な様子になんだか心があたたかくなりました。

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こんにちは。

現在、サンパウロ大学の人文学部に留学に来ています(来年の1月まで滞在予定です)

日本では早稲田の社会科学研究科(修士)に在籍していて、80年代以降のブラジルにおける雇用や労働状況の変化について研究しています。

今年は移民100周年記念ということもあり、日本に対する注目も高まっていて各地でイベントやセレモニーが行われています。 そこで感じるのは、やはり私を含めた日本人がブラジルで好意的に受け入れられるのは、移民でこられた方々の功績のおかげであるということです。それに対してもちろん敬服します。

しかし、たとえば日本や日本人に対するブラジル人のイメージがひと昔前のもので止まっているな、とも感じます。「日本から留学にきた」というと、「移民研究できたのか?」、と言われることが9割です。 ブラジルと日本がこれから新しい関係を気づいていくためにも、過去の功績に感謝しつつ、また新しい視点で物事を見つめたほうがいいな、と今日この頃感じています!


・・とまあ、ちょっとまじめなことはこのぐらいにして(笑)、ブラジル人の明るさといい加減さと機転の良さはやっぱり生活していてすがすがしいです!やたら食べるし、しゃべるし、ひとの噂話が大好きで時々どっと疲れることもありますが、それぞれがマイペースで、going mywayで人生の楽しみ方そのものを知っているなあと感じます。

ブラジルにきてはや4ヶ月が経ちましたが、充実した日々を送っています。

また何かあったら報告しますね!
乱文、長文、失礼しました!
それでは!

鈴木志帆
元ラテ研受講生
早稲田大学大学院社会科学研究科修士2年
2008年度サンパウロ大学人文学部留学生

勉強法の公開

勉強法を募集した以上トップバッターとして、事務局で働く私のお気に入りの勉強法を公開しますね。

お気に入りというよりも、これを使って実力が伸びたなと実感できる方法です。

1)私がなによりも力を伸ばせたなと実感できたのはシャドウイングです。
これは通訳訓練法のひとつで、音声にあわせて、テキストを見ずに同時に発声して行く方法です。
このとき音源には自分で内容を熟知した音源を使います。そして、自分で発声することでそのテキストをまるごと自分のものにしていきます。その後、そのトピックについて自分で勝手におしゃべりをしたりもします。

2)最近のお気に入り
少し前まではTVEを受信していましたが、最近のお気に入りはYouTubeです。ここにいろいろなトピックを入れてスペイン語ビデオを見ます。

最近のヒットは、Julio Cortazar。昔のインタビューがたくさんでてきます。
Garcia Marquezのインタビューもおもしろかったです。アクセントを付け忘れてもちゃんとでてくるようです。 これは実力が伸びたなというよりもお楽しみです。

これを使って実力を伸ばすにはちゃんと聞き取ることでしょうか。

Cortazarはまるでフランス生まれのアルゼンチン育ちのようです。このrの発音はフランス人のようです。それでもリズムは本当にブエノスアイレス。こうしたインタビューをたくさん聞いて、彼の文章の中からアルゼンチンの空気と香りを読めるようになりたいと思っています。

皆さんの勉強方もぜひ教えていただきたいものです。

ブログへの投稿の募集

昨日で最後の補講も終わり、今日から本格的にラテンアメリカ講座の夏休みが始まりました。

皆様はこの夏休みをどう過ごされるご予定でしょうか?
夏休みにあちこちに出かける皆様はぜひラテ研にお便りをお寄せ下さい。
ブログに掲載し受講生に活躍の様子をお知らせしたいと思います。

夏休みも語学の勉強を継続する受講生もたくさんいるようです。
こうした方たちから、勉強法なども募集しますので、ぜひメールでおよせください。

事務局としては映画など皆様のお役に立ちそうな情報を掲載していく予定です。

ボリビア映画紹介(続き)

ボリビア映画上映会のご案内

久しぶりのウカマウ映画全作品上映会です。特別上映作品もあります(末尾参照)。
ぜひお出かけください。

8月1日(金)  17:00 革命+ウカマウ
         19:00 最後の庭の息子たち
  2日(土)  15:15 落盤+コンドルの血
         17:00 駐日ボリビア大使挨拶
            対話「ウカマウ映画をめぐって」
             児島峰(独協大学、ラテンアメリカ文化論)
             VS 太田昌国(シネマテーク・インディアス)
         19:00 鳥の歌
  3日(日)  13:15 人民の勇気
         15:00 パチャママの贈り物
         17:00 地下の民
  4日(月)  17:00 第一の敵
         19:00 ただひとつの拳のごとく
  5日(火)  17:00 ここから出ていけ!
         19:00 革命+ウカマウ
  6日(水)  17:00 ただひとつの拳のごとく
         19:00 落盤+コンドルの血
  7日(木)  17:00 地下の民
         19:20 人民の勇気
  8日(金)  17:00 鳥の歌
         19:00 第一の敵
  9日(土)  15:15 最後の庭の息子たち
         17:00 対話「映画の革命・革命の映画」
             平沢剛(明治学院大学、映画批評)
             VS 太田昌国
         19:00 ここから出ていけ!

  会場:セルバンテス文化センター【東京・千代田区六番町2-9 
      セルバンテスビル】市ヶ谷駅、四谷駅、麹町駅から5分。
      TEL 03-5210-1800 http://www.cervantes,jp/
  作品概要は、 http://www.jca.apc.org/gendai/ の「ウカマウ」参照。

  各回入替制、各回1,000円。「対話」は無料。
  DVCAM上映です。
  プログラムは変更の可能性があり得ます。
  
8月3日上映の『パチャママの贈り物』は、ニューヨーク在住の松下俊文監督作品です。松下氏は、ウカマウの映画に刺激をうけ、ボリビアの塩湖ウユニを舞台に、先住民の少年の、初恋の物語を通して、アイデンティティの大切さを訴える作品を作り上げました。日本初公開作品です。
  配給:シネマテーク・インディアス
  主催:セルバンテス文化センター東京+駐日ボリビア大使館      

2008年7月12日土曜日

夏休みの映画・講演会

本日から補講があるクラス以外は夏休みとなりますね。

皆さんはどんな予定をたてていらっしゃるでしょうか?

*映画
7月19日(土)ルイス・ブニュエル映画・・セルバンテス文化センターにて 15時より  無料
7月26日(土)ルイス・ブニュエル映画・・・セルバンテス文化センターにて 15時より 無料
8月1日(金)から8月9日(土)まで・・・同じくセルバンテス文化センターにて、ボリビア映画祭。
各回入れ替え制で1回1000円だそうです。このうち2日と9日には対談もあります。

2008年7月11日金曜日

サルサのレッスン Lección de baile "Salsa"




スペイン語中級IIクラスで本日サルサのレッスンが行われました。
教えてくださったのは受講生の岩永さんです。サルサの歴史、日本での普及の歴史などの説明の後、サルサのステップを教えてくださいました。
HPです。  http://www.salsamania.jp


Hoy se ha celebrado la lección de baile "salsa" por el Sr. Iwanaga en la clase de Español intermedio II. Primero nos ha explicado sobre la historia de salsa, la divulgación del baile salsa en Japón,....Han participado dos españolas también es esta clase.