2008年7月28日月曜日

講演会(Conferencia)

お知らせが遅くなってごめんなさい。
明日の講演会のお知らせです。

日時:7月29日(火)19時
場所:セルバンテス文化センター
講演者:アレックス・ロビラ、フランセスク・ミラージェス
テーマ:幸福の迷宮

アレックス・ロビラと言えば「グッドラック」。日本でも170万部も売れたベストセラー。
書店の平積みコーナーで緑色に四つ葉のクローバーの印象的な表紙を見かけた人も多いと思います。

実はこの本がラテンアメリカ研究所の図書室に入ったのは昨年のことです。
おそらくロビラという名前、グッドラックというタイトル、セルフヘルプブックのような宣伝からスペイン語圏文学とは思えなかったのが図書室になかった理由なのかもしれません。

スペイン語圏でもこうしたジャンルの本-libro de desarrollo personal-はたくさん存在しています。英語からの翻訳本も数多くあります。 どうやら図書室にはこの手の本はあまりなく、当時ラテ研事務局で図書の担当を始めたばかりの私は買っていいものかどうか迷った記憶があります。それでもそうした本が現在のスペインをよく表しているような気がして買ったことを今でも覚えています。

その後、セルバンテス文化センター創設にあたって、InternationalPressに掲載されたセンター館長の談話を読んで安心したことを覚えています。そこにはAlexRovira氏のグッドラックが日本でとても愛されていることが触れられていたのです。

グッドラックの中にはスペイン的な要素は素材としてはあるのですがInternational風に調理された、今日のスペインのヌーベルキュイジーヌのようです。

グッドラックはとても軽くて読みやすい。しかし何度も読むと深さがじわっと浸みてくる感じがします。

明日の講演のテーマである、新刊「幸福の迷宮」はもちろん発売と同時に購入したことはいうまでもありません。