2009年3月21日土曜日

修了式(entrega de diploma)


修了証書を手に

今日は待ちに待った修了式。
長い方で10年、短い方で2年、平均すると3~4年かけて、修了に必要な単位を取得して卒業する。
ありがたいことに、ラテンアメリカ講座の修了生は立教大学総長から一人一人に修了証書を手渡される。立教大学の卒業生であっても、総代でない限り、総長から直接に卒業証書をもらうことはない。ラテンアメリカ講座の修了生はとても恵まれていると思う。

受け取った修了証書を手に、修了生が一人一言ずつ話す。どうやって、この講座と巡り合ったのか、そして、ここでどのように自分がラテンアメリカとのかかわりを深めたのか、どのような仲間と出会ったのか、これからどうやって行くのか。

ラテンアメリカ講座には社会人が多い。この数年間を振り返り、仕事と勉学をよく両立してきたなという感慨にふける方もいる。

なかには、途中で大病を患ったり、職場で部署の移動があったり、結婚をしたり、さまざまな事情を乗り越えて通い続けた人もいる。そんな思いのたくさん詰まった修了証書である。

修了生一人一人が、総長や所長の前で一言ずつ話すのだが、何人かが「これで終わりではなく、次の新しい一歩を踏み出す」と言っていた。

このままずっとラテンアメリカ講座で勉強を続ける人もいる。さらに大学院で勉強を深める人もいる。長い歴史を持つラテンアメリカ講座には、さまざまな道を歩いている先輩たちが存在する。

ラテンアメリカ講座とラテンアメリカ研究所はいつまでも受講生のHOMEであり続けたいと思う。
ここから巣立つ人も、継続する人も、

¡Aquí tiene su casa!