2012年11月7日水曜日

キューバと日本映画~座頭市はなぜヒーローになったのか?

今年の5月6月にラテンアメリカ研究所では、日本映画『キューバの恋人』と、その撮影をめぐるキューバドキュメンタリー『アキラの恋人』の連続上映会を行いました。そのときに、話題となったハバナ大学のマリオ・ピエドラ教授の来日講演会のお知らせです。

講演者:マリオ・ピエドラ(Mario Piedra)、1947年生まれ。ハバナ大学教授。
黒木和雄監督の映画『キューバの恋人』撮影をめぐるドキュメンタリー『アキラの恋人』の制作顧問を務める。
日時:2012年11月13日(火) 17:00~18:30
会場:東京大学本郷キャンパス、法文1号館 212教室
使用言語:スペイン語 (日本語通訳付)

講演概要:勝新太郎が主役を演じた『座頭市』シリーズが人気を博した理由を考える
キューバでは1967年から1980年にかけて、『座頭市』シリーズの作品が15本公開され、大きなブームを惹き起こした。ハバナの街角では仕込み杖を突くイチを真似る子供の姿さえ見られた。革命以前はハリウッド映画の一大消費地だったキューバで何が起きたのか。その謎を、キューバ映画研究の専門家であるマリオ・ピエドラ教授が解き明かす。サムライ映画がキューバ市民の心を捉えたのはなぜかということに加え、黒澤映画のキューバでの受容などについても話は及ぶはずである。

問い合わせ:東京大学文学部、現代文芸論研究室、電話03-5841-7955