2025年9月9日火曜日

ヨコハマ・フットボール映画祭2025 10月11日(土)・12日(日)

 会場:横浜市港北区民文化センターミズキーホール
東急新横浜線「新綱島駅」直結
東急東横線「綱島駅」徒歩3分



ヨコハマ・フットボール映画祭(YFFF)とは
年に一度のサッカーファンの祭典
世界では毎年100本近く制作されるサッカー映画の中から、日本のサッカーファン、映画ファンとともに楽しむ作品をセレクトして上映する年に一度のサッカーファンの祭典がヨコハマ・フットボール映画祭です。
サッカーと映画を愛する仲間が集まって、国内外の映画製作者と交渉し、時には映画祭メンバーで日本語字幕を製作しています。
また、 イベントや会場の運営も自分たちで企画運営して上映する手作りの映画祭です。

スポ根から社会派ドキュメンタリーまで
サッカー映画と言えば『少林サッカー』や「キャプテン翼」のようなスポ根アニメ、有名選手やチームの舞台裏ストーリーなどが思い出されますが、「世界で最も親しまれているスポーツ」という特性を生かして様々なテーマの作品が作られています。
作品内でのサッカーの風景を見るだけで、観客は登場人物の置かれた状況や特殊性を自らの体験と比較しながら理解することができるのです。
これまで、ヨコハマ・フットボール映画祭では、障がい、ジェンダー、 同性愛、 移民、 貧困、 宗教、国際政治といった社会問題と連動した作品も積極的に上映してきました。

世界の巨匠も手掛けるサッカー映画
国境や言語、文化、年代を越えた表現を目指す映画作家にとって、サッカーは効果的なモチーフの一つです。
実際に、世界の巨匠と言われる映画監督も、様々なサッカー映画を発表しています。

サッカーの新しい楽しみ方に触れよう
映画祭の会場では、映画以外にも、小説、コミック、写真、ファンマガジン、グッズ、社会活動など、さまざまな方法でサッカーを楽しむ人々の活動に触れることができます。
また会期中に開催されるハーフタイムパーティーには、スタッフ、ゲスト、観客による新しい出会いが待っています。
ぜひ、一緒に日本のサッカー文化、映画文化を盛り上げていきましょう!

2025年9月8日月曜日

鍋講座vol.55【続・この映画を観せたい! 『トレンケ・ラウケン』から考える今後の映画上映・配給】

 
2024年末、ラテンアメリカ映画研究者・新谷和輝が個人で権利を買った4時間超のアルゼンチン映画『トレンケ・ラウケン』が、下高井戸シネマを4夜連続で満席にした。この反響をうけて翌年、『トレンケ・ラウケン』はラウラ・シタレラ監督の過去作とあわせて、ユーロスペースとの共同配給で全国公開される。今回の鍋講座は、この『トレンケ・ラウケン』の異例の興行を振り返る。いかにして個人で映画を上映できるのか、どのように配給すれば映画はより多くの人に届くのか。『トレンケ・ラウケン』をケーススタディとして、上映館の編成担当および配給チームとして共に活動した、ユーロスペース・岡崎真紀子さん、下高井戸シネマ・山口伸子さんとともに、今後ますます盛り上がる映画上映・配給について考える!

■開催日時
2025年9月19日(金)18:30オープン/19:00スタート(21:00終了予定)
■会場
下北沢アレイホール(定員:80名)
東京都世田谷区北沢2-24-8 下北沢アレイビル3F
http://alleyhall.music.coocan.jp/access/
■参加費
[一般]1,000円/[映画鍋会員]無料
※事前予約は不要です。当日、直接会場にお越し下さい。
 定員になり次第、入場受付を締め切らせていただきます。
※参加費のお支払いは現金のみとなります。
※無許可での録音・ビデオ撮影は禁止致します。
■お問い合わせ
NPO法人独立映画鍋
070-5664-8490(11:00~18:00)
info@eiganabe.net

詳細はこちら

映画『クィア/QUEER』下高井戸シネマ


クィア/QUEER
2024年/アメリカ・イタリア/2h17/R15+
監督・製作:ルカ・グァダニーノ『君の名前で僕を呼んで』
出演:ダニエル・クレイグ

1950年代、メキシコシティ。米国人駐在員のウィリアムは美しい青年ユージーンに惹かれ、彼を南米の旅に誘い出すが…。バロウズの自伝的小説を映画化。

9/27(土)~10/3(金) 13:25~(終15:45)
一般1700円 / 大学・専門1300円 / シニア1100円 / 小・中・高1000円 / 会員990円
チケットは 当日券・窓口販売のみ

下高井戸シネマ
〒156-0043 世田谷区松原 3-27-26-2F
TEL : 03-3328-1008

詳細はこちら

2025年9月4日木曜日

波高しカリブ海 米艦隊がベネズエラ圧迫 【ラテンアメリカ ニュースダイナミクス】伊高浩昭×高瀬毅

ラテンアメリカ研究所学外所員でジャーナリストの伊高浩昭先生が出演されています。

トランプ米政権はマドゥーロVEN政権打倒を目指しカリブ海に艦隊を派遣。ラ米全域に険悪な空気が漂っています。「8月ジャーナリズム」と言われますが、80周年の今夏、ミニ特集を組みました。高瀬キャスターの報告とラ米諸国をはじめ国際社会の反応をお伝えします。特集はボリビア大統領選挙の第1回投票結果で、「隠れダークホース」の野党候補ロドリーゴ・パスが得票1位で決選に進出しました。ご覧ください。

2025年8月27日 収録

2025年9月2日火曜日

映画『アメリアの息子たち』10/25(土)~公開@シアター・イメージフォーラム

 オフィシャルサイト


“家族”とは、もっともおぞましい呪いだった──
触れるな。近づくな。
これは正気を削る、鬼畜ONIBABAホラー。

実の親を探すエドとその恋人ライリーは、ニューヨークからポルトガル北部の山奥へと旅立つ。壮麗な山間の屋敷にたどり着いたエドは、生き別れた母アメリアと双子の兄マヌエルとの再会を果たすが、血の繋がりを超えた“おぞましい真実”とその土地の“忌まわしき過去”に直面することになる……。

​ゴヤの名画に着想を得た、“血”の繋がりを超えた恐怖のマザコンホラー『アメリアの息子たち(原題:Amelia's Children)』は、第71回カンヌ国際映画祭で国際批評家週間グランプリを受賞した奇想天外なファンタジー『ディアマンティーノ 未知との遭遇』が日本公開された、彫刻家・造形作家などマルチな才能を持つガブリエル・アブランドスの長編最新作。
宗教・政治・ジェンダーといったテーマを横断し、監督初のホラー映画への挑戦となった本作は、2013年にアンディ・ムスキエティ、2015年にデヴィッド・ロバート・ミッチェル、2021年にブランドン・クローネンバーグなど数多くのホラー映画作家を輩出してきたフランス・ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭で見事グランプリを受賞した。

監督:ガブリエル・アブランテス
出演:ブリジット・ランディ=ペイン、アルトゥールカルロト・コッタ、アナベラ・モレイラ
2024年/91分/PG12/ポルトガル語・英語/配給:Cinemago


奇想天外映画祭2025@新宿K's cinema

 2025/10/4(土)~24(金)


【ラテンアメリカ関連映画】
D│『希望/テルエルの山々』
上映日時:10/7(火)11:00、12(日)15:50、15(水)10:00、
20(月)16:55、23(木)12:40

「革命における最も偉大な力は<希望>である」1937年のスペイン内戦を舞台に反乱軍と市民たちの激しい戦い。テルエルの山中にも反乱軍が建設中の飛行場が発見され麓の市民と共和国軍は飛行場爆破のため必死の作戦を展開していくが……。アンドレ・マルローが監督した唯一の映画であり、戦火の中で敢行したリアルなドキュメンタリーに近い映像は、ネオリアリズモの先駆的作品と評価された。

監督・原作:アンドレ・マルロー
出演:アンドレ・メヒュート、ニコラス・ロドリゲス
1939│フランス=スペイン│モノクロ│73分│35mm

M│『昇天峠』
上映日時:10/8(水)10:20、14(火)15:50、18(土)12:40

メキシコ、ゲレーロ州の海沿いの村、サン・ヘロミート。この村はヤシの実の栽培で成り立っている。主人公オリヴェリオは結婚式の当日、母の容態が突然悪くなったことから、彼はとある事情で隣町までバスで出向くことになる。危険な山道をひた走るバスにあっと驚く珍事が次々と降りかかってくる…。メキシコ時代のブニュエル・ワールド満載の珍快作。

監督:ルイス・ブニュエル
出演:リリア・プラド、カルメン・ゴンザレス
1951│メキシコ│モノクロ│76分│BD

山形国際ドキュメンタリー映画祭2025 10/9(木)~16(木)

 山形国際ドキュメンタリー映画祭2025

[日程]2025年10月9日[木]-16日[木]
[会場]山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形、やまがたクリエイティブシティセンターQ1、旧吉池医院 ほか

【ラテンアメリカ関連作品】 タイムテーブル

<インターナショナル・コンペティション>
・『彷徨う者たち』L'Homme-Vertige: Tales of a City
フランス、グアドループ/2024/93分
監督:マロリー・エロワ・ペスリー Malaury Eloi Paisley
カリブ海に浮かぶグアドループの都市ポワンタピートルでは再開発が進められているが、カメラを手に歩いてみると、全体が廃墟であるかのような街並みが現れる。薬物中毒のラッパー、肺ガンを患い療養する元キューバ革命の闘士、観察者としての寡黙な詩人、取り壊し予定の集合住宅に住む若い女性。土地に住む人々の視線や言葉から見えてくるのは、かつては植民地として、現在はフランスの海外県として故郷が簒奪されているという被支配の歴史と、しかしながらそんな境遇に対する抵抗の意志である。グアドループの出身である監督が、約5年の歳月をかけて祖国での撮影を行った。

・『亡き両親への手紙』Letters to My Dead Parents
チリ/2025/106分
監督:イグナシオ・アグエロ Ignacio Agüero
自宅の窓から空を覗き、庭の植物や猫、小鳥を映しながら、映画作家は亡くなって久しい両親について語る。軍事政権下で作った最初の映画にエキストラ出演した母、チリで最も活発だった労働組合に所属していた父。映画は、かつての父の同僚の証言をはじめ、父が撮影したフィルム映像や映画作家の過去作からの引用、私的な家族の記録映像などを織り交ぜて、チリの人々が経験してきた過酷な歴史をプライベートな記憶へと合流させる。逸脱や中断を繰り返し、夢と現実を行き来する映画作家の語りは、死者と生者が出会う未完のアーカイブを形づくる。

・『愛しき人々』Malqueridas
チリ、ドイツ/2023/74分
監督:タナ・ヒルベルト Tana Gilbert
チリの刑務所に収監された女性たちが、撮影行為を禁じられた中で、携帯電話で密かに残した日常の光景。獄中出産した子供、離れて暮らす家族、恋人でもあり家族のようでもある収監仲間。これらのなにげない映像が消去され失われる危険に抗うため、監督はすべての映像を一度プリントアウトし再映像化する。複数の女性たちの証言と映像が混じり合い、粗い画素がインクに置き換えられたデジタルともアナログともつかない風合の画面が、女性であり、母であり、囚人でもある彼女たちの置かれた状況を親密に物語る。

<街を見つめる人を見つめる――ユネスコ創造都市の世界2025>

・ビセンテ・ロペス(アルゼンチン) 
『シエスタ』Siesta
2009/73分 監督:ソフィア・モラ Sofia Mora
父を亡くした姉弟のもとに、せわしなく集まってくる葬儀の参列者たち。現実を受け止めきれない二人は、家を抜け出して、街へと向かうも……。ビセンテ・ロペスの街は人影すらなく静寂そのもので、まるでゴーストタウン。あたかたも二人の心象風景のように映し出され、時間だけが儚くも過ぎていく。本プログラム唯一のフィクション作品。

・ビセンテ・ロペス(アルゼンチン)
『連続』To Insist
2023/11分
監督:ルナ・マト・シャゲ Luna Mato Chague
色褪せたモノクロの家族写真。そこに写る一人の女性アスセナ・ビシャフロフは、1977年12月、海岸に打ち上げられ遺体として見つかった。何故、死ななければならなかったのか? アルゼンチンの隠された歴史を、残された一枚の家族写真から紐解いていく試み。様々な海の映像が、寄せては返す波の音ともに、記憶の断片を呼び起こしていく。

Peter Barakan’s Music Film Festival 2025 

 会場:角川シネマ有楽町

期間:9/12(金)~9/25(木)

ピーター・バラカンが選んだ音楽映画フェスティバル

ラテンアメリカ関連映画

・『テックス・メックス アコーディオン天国』1976年/56分/アメリカ
9/13(土)18:00、16(火)15:00、17(水)11:00、18(木)12:50、22(月)18:40
23(火・祝)12:30、24(水)11:00、25(木)14:50

・『ハーダー・ゼイ・カム』1973年/103分/ジャマイカ
9/12(金)11:00、14(日)13:30、18(木)19:30、22(月)13:30、25(木)11:00

・『ボサノヴァ 撃たれたピアニスト』2023年/103分/スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル
9/15(月・祝)18:50、17(水)16:00


【鑑賞料金】

■一般:2,000円

■シニア(60歳以上):1,300円

■大学生:1,500円(大学生・要学生証)

■水曜サービスデー・日曜最終回:1,300円

■TCG会員割引:土~月・金曜 1,400円、火・木 1,200円 他、各種割引あり

※『Eno』は特別料金2,500円均一になります。

ペルー映画祭Vol.3-2025-@新宿K's cinema

 東京会場:新宿K's cinema
開催日時:8/30(土)~9/12(金)



配信で見るペルー映画

配信作品一例
・『カンテラの響き』
舞台はペルーのアレキパにある採石場。事故で父を亡くした青年であったが、父の死を引き起こしたのではないかとおじを疑うが証明することはできないでいた。さらに、母とおじの親密な関係を知ってしまう。やがて青年の心に復讐の音が聞こえ出す。(原題:La Cantera)
監督: ミゲル・バレダ・デルガド(『鳴りやまぬ鼓動』
出演: アンドレア・パニ・ラウラ、カルロス・ルダス・アパザ、ジョン・ダビラ
ペルー/92分/2019
☆U-NEXT
☆ビデオマーケット


・『サミチャイ、牛飼いの祈り』
 海抜5000メートルを超えるペルー・アンデスの高地。農夫のセレスティノが牛のサミチャイとともに、アンデスの孤独と高度から癒しの旅を始める。モノクロの映像が静寂さを際立たせている。 (原題:Samichay, en busca de la felicidad)
監督・脚本:マウリオ・フランコ・トッソ
 音楽:アミエル・カジョ 
出演:アミエル・カジョ、アウレリア・プマ・デ・カッロ 
ペルー・スペイン/87分/2020/ケチュア語・スペイン語/モノクロ 
・2020 リマ映画祭最優秀長編映画賞&最優秀初監督作品賞
・ペルー映画祭vol.2(日本)上映作品
☆U-NEXT
☆ビデオマーケット

第24回フィエスタ・メヒカーナ in お台場 Tokyo 2025 9/13-15

9/13(土)14(日)15(月・祝)11:00-19:00
入場無料

3日間「お台場デッキ」はメキシコに!
メキシコの独立記念日(9月16日)を祝して、2000年から開催している『フィエスタ・メヒカーナ in お台場 Tokyo』。
メキシコと日本の友好の輪を広げると共に、メキシコを身近に感じられる内容となっています。
今年で24回目を迎え、多くの方々にメキシコの魅力をご紹介し、理解を深めて頂ける企画が盛り沢山!
3日間「お台場デッキ」はメキシコになります!!
会場には30以上のテントが並び、民芸品や特産物の販売、ユネスコの『世界無形文化遺産』に登録されたメキシコ料理の一端を味わい、お台場にいながらにしてメキシコを体験できます。
ステージでは華麗なメキシコ舞踊や陽気で楽しいメキシコ音楽を、特設スペースでは「慶応大学プロレス研究会」によるメキシコ・プロレス"ルチャリブレ"をお楽しみ頂けます。
さらに、お子様も楽しめる遊び「ピニャータ割り※」など家族向けのプログラムをご用意しています。
ご家族連れやお友達同士、幅広い世代の皆様にお楽しみ頂けるイベントです。
※お菓子などを詰めたくす玉(ピニャータ)を、目隠しをした子供が棒で叩き割る遊び。

映画『戦うパンチョ・ビラ』@新文芸坐 9/3,4,7

『戦うパンチョ・ビラ』
VILLA RIDES 1968年 / アメリカ / 122分 / 西部劇

西部劇ではお馴染みのキャラ、パンチョ・ビラとは実在したメキシコ革命軍のリーダー。ビラに扮するブリンナー、副官役のブロンソン、米国人役ミッチャムの三大スターによる、メキシコの国家的英雄の伝記映画。

上映日時:9/3(水)10:00~ 9/4(木)10:20~ 9/7(日)10:00~

【再掲】メキシコ文学をひもとけば:ジェンダーで読み解く物語と社会(全4回)

本研究所研究員である洲崎圭子氏が、KUNILABOの一連の9月期開講講座の一つとして、メキシコ文学とジェンダーについての講座を4か月連続4回行います。

講座の詳細とお申込みはこちら


オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」を用いて行います。
*第一回講座開講までに申し込み者が3名に満たない場合、2回目以降は不開講となる可能性があります。
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タイトル:メキシコ文学をひもとけば:ジェンダーで読み解く物語と社会
初回日時: 2025年9月3日 (水) 19:30 - 21:00
日程  : 9月‐12月の第1水曜日(9/3、10/1、11/5、12/3)
もし第1回目の講座(9/3)に間に合わなくても、見逃し配信があるので、途中からの参加も可能です(参加費は全4回分となります)。
場所  : オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」 を使用したオンライン講座
YouTubeにて見逃し配信あり(受講生限定、講座期間内のみ、参加者との質疑応答の時間は除く)
参加費: 全4回 一般8,000円/学生4,000円
※学生でお申し込みの方は、
(1)当日までに、学生証の画像・写真をinfo@kuniken.orgまでメール添付にてお送りいただくか、
(2)お申込み時のアンケートフォームの「学生確認用メールアドレス記入欄」に、大学などの在籍先が発行したメールアドレスをご記入ください。
各回の予定
第一回    メキシコ文学は古臭い!?
第二回    『バルン・カナン』と先住民世界
第三回    『俺の歯の話』と移民
第四回    『ハリケーンの季節』とフェミサイド

【講座概要】

 23位って、何の順位かご存じでしょうか? メキシコのジェンダーギャップ指数ランキング(2025年)です。メキシコは、マチズム(=男性優位主義)が蔓延する国だ、と言われます。確かに、マチズム(英語)/マチスモ(スペイン語)は、スペイン語で「雄」を意味するマチョmachoに由来します。でも、メキシコの国会議員のうち、女性と男性の割合はほぼ半々。17世紀の植民地期には、女性が書く権利を堂々と主張した尼僧がいました。同性婚が可能で、古くから第三の性とされる人々の存在もあります。メキシコを舞台にしたメキシコ人だけが登場するアメリカ映画「リメンバー・ミー」、太い眉毛の女性画家フリーダ・カーロ、外交官として東京にも赴任したノーベル賞詩人オクタビオ・パス。なんとなく知っているけど実はよく知らないメキシコを、女性作家たちの小説作品をひもときつつ、深掘りする旅にでかけませんか? 

 初回では、メキシコとはどんな国か概観し、そのメキシコで書かれ、世界中で読まれている小説作品の傾向――円環的時間軸、証言小説、時空を超えるポリフォニー世界等々――についてみます。第二回は、三島由紀夫と同年の生まれだったロサリオ・カステリャノスの、チアパスを舞台にした小説『バルン・カナン』を中心に、女性のあいだの差異について確認し彼女たちの葛藤をみます。第三回は、米国に移住後にwoman of colorという単語を知ったというメキシコ人女性作家バレリア・ルイセリのスペイン語/英語の自己翻訳小説を読み、移民について考えます。第四回は、英語圏でも人気のフェルナンダ・メルチョールの『ハリケーンの季節』を読みます。同性愛、女性嫌悪、トランスジェンダー、麻薬、中絶等々、今のメキシコ社会をそのままうつしとったともいえる同作から立ち現れてくる現代的課題の数々は、実は決して他人ごとではすまされない世界かもしれません。

ラテンアメリカ・カリブ・スペイン・ポルトガルTV情報
ジンベイザメ大接近

 中西先生からTV番組情報を頂きましたので、掲載します。
(この番組情報は転載しないでください)
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(★=地上波、☆=BS 民放、☆☆=BS NHK)
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☆☆9月2日 (火) 18:50 ~ 19:00(NHK BS)
日本100年遺産~未来へ贈る老舗物語~
 コーヒー文化のパイオニア 東京 銀座
100年以上の歴史を刻む「老舗」の物語。今回の舞台は東京・銀座の
カフェ。コーヒーの魅力を届けたいと、いまも新たな味を求めて創意工夫を
続ける。
創業は明治44年(1911年)。カフェの歴史はコーヒーの一大生産国・
ブラジルと深く関わっている。日本からブラジルへの移民事業に尽力した
創業者がその功績を評価され、無償でコーヒー豆の提供を受け、安くて
良質のコーヒーを銀座で提供した。100年を経てブラジルとの交流は
いまでも続く。現社長は、新たなコーヒーを求めてブラジルの生産農家と
契約。いまも次なる特別な一杯を求めて挑戦を続ける。
(Gガイドテレビ王国)
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☆☆9月3日 (水) 昼 12:00 ~ 12:30(NHK BS)
驚き!地球!グレートネイチャー
 「虹の山とウユニ塩原~絶景山脈アンデス~」
世界最長のアンデス山脈がみせる多種多様な絶景に迫る。高山の垂直の
岩壁に残された、1億2千万年前に浜辺に暮らしていた恐竜の足跡が
示すのは、急速に始まった大隆起だ。
南北7500キロ、世界最長のアンデス山脈は、さまざまな絶景に
彩られている。アルゼンチンの高原には、なんと12色にも色分けされた
地層が輝く。ボリビアには、天空を映し出す水鏡。雨季に水をたたえた
広大なウユニ塩原だ。さらにチリには、激烈な火山地帯が広がっている。
これらを作り出しているのは、南アメリカ大陸の下に潜り込む海の
プレートだ。4000万年前から急速な隆起を始めたアンデス山脈。
その素顔に迫る。
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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☆☆9月4日 (木) 朝 5:00 ~ 5:55(NHK BS)
クラシック倶楽部 トン・コープマン サラマンカのオルガンを弾く
古楽の世界的権威トン・コープマン80歳が、日本を代表するオルガン
ビルダー辻宏の手による類まれなオルガンを演奏する。スペイン音楽から
ブクステフーデ、バッハまで。
2024年80歳を迎えたトン・コープマン。オルガンを知り尽くした
巨匠が、初めて出会うサラマンカホールのオルガン。楽器の特徴を活かした
スペイン・イベリアの音楽から、オルガンの歴史を紐解くようにフレスコ
バルディ、スウェーリンク、そしてブクステフーデ、バッハの名曲を奏でる
特別演奏。
【収録】2024年11月12日サラマンカホール(岐阜)
【出演】トン・コープマン,佐藤あゆみ
(Gガイドテレビ王国)
【下の番組と放送時間が重なります】
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★9月4日 (木) 朝 5:30 ~ 5:50(NHKEテレ1)
しあわせ気分のスペイン語(20)今月の復習
▽サンティアゴ旧市街の市場で「カメノテはどこで売っているか知って
いますか?」▽地産地消のオーガニック・レストランへ▽自家製野菜の
畑で「ありがとう。ご親切に。」▽小さな島にあるレインコートの会社で
「何をしているのですか?」▽前園真聖さんとサッカーでスペイン語練習!
▽「肩」「胸」子どもたちと体の部位を覚える▽ジェスチャーで「お金が
ない」「時間がない」
<出演>前園真聖,プリエト,マリア・ベロニカ,セニャリス・ビダル,
 ホセ・アントニオ,
<講師>京都大学大学院教授…柿原武史
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
【上の番組と放送時間が重なります】
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★9月4日 (木) 13:05 ~ 13:10(NHKEテレ1)
名曲アルバム「雨だれ」ショパン作曲
名曲「雨だれ」が誕生したのはショパンが病気療養のために恋人
ジョルジュ・サンドと訪れたスペイン・マヨルカ島。山奥の修道院には
ショパンのピアノが今も残されている。
ロケ地 マヨルカ島(スペイン)
<ピアノ>イリーナ・メジューエワ
(Gガイドテレビ王国)
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☆☆9月4日 (木) 17:00 ~ 18:00(NHK BS)
フロンティア 選 古代メキシコ 失われた文明の謎
中央アメリカで2500年以上も栄えたマヤ文明。高度な天文知識に
基づいた精密な暦や、4万を超えるマヤ文字、命を神に捧げるいけにえ
など、まったく独自に特殊な文明を築いた。彼らは一体何者だったのか?
なぜ人間を神へのいけにえとしたのか?最新の古代DNA解析から、その
ルーツや生けにえにされた人々の正体が分かってきた。さらに、
古気候学の最新調査から、文明衰退期に彼らを襲った驚きの事実が
明らかになってきた。
<語り>オダギリジョー
(Gガイドテレビ王国)
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★9月4日 (木) 19:00 ~ 19:54(日テレ)
突破ファイル 空港税関&草薙バイト
 街に忍び寄る脅威!巨大アーバンベアを撃退!
空港税関…メキシコの雑貨を持ち込んだ姉妹に麻薬反応!巧みに隠した
手口とは?▼草薙バイト…BBQ場に巨大なクマが出現!逃げ場がない場所で
巨大熊を撃退した方法は!?
【MC】内村光良  【レギュラー解答者】サンドウィッチマン
【ゲスト解答者】EXIT、ガクテンソク、颯太・優樹(aoen)、生見愛瑠、
 マヂカルラブリー、松下洸平
【VTR出演者】石川愛大、入江美沙希、小高サラ、木村昴、高田夏帆、
 田中美久、宮下草薙、よじょう(ガクテンソク) ほか
▼空港税関  空港に現れたのはメキシコからの雑貨を大量に持ち込もうと
する姉妹。  2人の荷物からは麻薬反応があったが一体どこに隠したのか!?
木村昴&高田夏帆&田中美久が驚きの密輸方法を暴く!    ▼草薙バイト
市街地に出現する恐怖の「アーバンベア」がBBQ場に出現!  女性1人は
救出するも、ピンチは続く…  人間も火も恐れないクマに退路を塞がれた
草薙が行った驚きの撃退方法とは?    ▼トッパーマン
(Gガイドテレビ王国)
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★9月4日 (木) 23:30 ~ 23:50(NHKEテレ1)
しあわせ気分のスペイン語(21)伝統の磁器づくり
▽ガリシアで親しまれている磁器の工場へ▽白地に深い藍色の模様が
美しい!食器やポット▽職人による手作業の絵付け▽「何か装飾のコツは
あるのですか?」▽「~はありますか?」物の有無を尋ねる表現
▽日曜日、ガリシア最大級の青空市へ▽小ぶりで甘い味わい!パドロンと
いう町特産のピーマン
<出演>前園真聖,プリエト,マリア・ベロニカ,セニャリス・ビダル,
 ホセ・アントニオ,<講師>京都大学大学院教授…柿原武史
(Gガイドテレビ王国)
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★9月5日 (金) 午前 3:35 ~ 4:00(NHK総合)
生きものたちの地球「南アメリカ 水辺広がる大草原」
南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置するパンタナール。雨季には世界
最大級の湿原が広がり、乾季には見渡す限りの草原に姿を変える。草原や
湿原など多様な環境は、生きものの宝庫である。雄大な自然景観と、
そこに暮らす生きものたちの躍動する姿を、音楽と共にゆったりと
紹介する。登場する主な動物はアメリカバク、オオアリクイ、アルマジロ、
アカハナグマ、カピバラ、メガネカイマン、オオカワウソ、レアなど。
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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☆☆9月5日 (金) 21:45 ~ 22:00(NHK BS)
岩合光昭の世界ネコ歩きmini「顔洗い」「ネコのひげ」
動物写真家・岩合光昭が撮る世界のネコたち。59分版、89分版からの
再構成。▽冒頭はネコのいろいろな「顔洗い」。▽「猫識」は「ネコの
ひげ」。顔回りになんと5種類も生えていてそれぞれ役割が。▽名場面は
東京・浅草の老舗提灯屋さんのネコとスペイン・バルセロナの画家と
暮らすネコ。
<出演>岩合光昭,<語り>山下大輝
(Gガイドテレビ王国)
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☆☆9月6日 (土) 朝 5:00 ~ 5:45(NHK BS)
地球でイチバンの乾いた大地と天空の塩田「南米編~チリ・ペルー~」
紀行番組「地球イチバン」の特選映像。南米編は世界一乾いた大地チリ・
アタカマ砂漠など。
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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★9月6日 (土) 18:05 ~ 18:34(NHK総合)
所さん!事件ですよ 突撃!となりの多国籍タウン
円安もなんのその!秋の行楽シーズンにパスポートなしで海外旅行
できるって本当!?デニス植野のトルコ&ブラジル日帰り“ジェネリック
海外旅行”に密着!多国籍化する日本で満喫できるガチ海外グルメや
異文化スポットを深堀り!!▽海外ではなく、日本の“まちなか”で
留学!?国際情勢が不安定になるなかで注目の留学スタイルを徹底取材
▽お墓がない!?国籍や宗教にとらわれない霊園に密着!国境を越えた
“絆”と人情物語
<司会>所ジョージ,木村佳乃,<リポーター>植野行雄(デニス),
<ゲスト>サヘル・ローズ,室橋裕和,<語り>吉田鋼太郎
(Gガイドテレビ王国)
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★9月7日 (日) 14:30 ~ 15:00(TOKYO MX1)
水曜どうでしょうプレミア
 中米・コスタリカで幻の鳥を激写する!(1)
おなじみの「水曜どうでしょう」を新たに映像修復し、これまでの
放送に無いシーンも加え再編集したシリーズ。
今度の海外ロケで向かう先はまたジャングル。これまでロクな動物に
逢えなかった反省により選ばれた場所…それは世界で最も多様な動物に
会える国・中米コスタリカであった。首都のサンホセに到着した一行は、
ジャングル奥地まで移動するため小型チャーター機に乗り込む。離陸に
失敗し無残な残骸となった旅客機が滑走路に放置されてる姿を横目に、
強風の中、コルコバード国立公園へと向かう。
<出演>  大泉洋、鈴井貴之
(Gガイドテレビ王国)
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★9月8日 (月) 午前 0:00 ~ 0:45(NHKEテレ1)
地球ドラマチック ジンベエザメ大接近!
ポルトガルのアゾレス諸島。近年、この島に世界最大の魚・ジンベエザメが
姿を現すようになった。しかもその姿が見られる年は、なぜか魚が豊漁に
なるという。一体、海で何が起きているのか?この謎に見せられた一人の
水中カメラマンが自ら海に潜り、真相を探り始めた。やがて多くの
科学者たちも加わり、最新機器を駆使して調査が進められていく。果たして
ジンベエザメがもたらした謎は解けるのか?
(ポルトガル2025年)
<語り>今井朋彦
~Atlantic Ridge Productions(ポルトガル 2025年)制作~
(Gガイドテレビ王国)
【再放送】
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★9月8日 (月) 20:00 ~ 21:54(テレビ東京)
世界!ニッポン行きたい人応援団スペシャル★スペインの日本祭り&墨流し
▼今年で開催11回目を迎えるスペインの大型ジャパンフェス「マツリ・
バルセロナ」を取材すると、応援団のブースは大盛況!参加者は毎年
3万人を超え、忍者、味噌ラーメン、墨絵、どら焼き、J-POPなど日本の
文化が大好きな外国人が大集結。そして、過去に番組出演した方々と
再会すると、驚きの進化を遂げていた!
▼フェスの参加者の中から、日本伝統の染色技術“墨流し”に人生を
かけているロサーナさんに密着することに。ニッポンのことを考えただけで
涙が出てしまう彼女の家には、墨流し作品が500点以上!小物雑貨店を
営み、墨流しのワークショップもしているという。そこで、本物の職人の
ワザを見てみたいというロサーナさんをニッポンへご招待!
▼まず向かったのは、福井県越前市。憧れの染職人の作品を目の前にして
感動の涙を流す。越前墨流しは日本で最も伝統的な技法で作られる墨流し
ともいわれ、始まりは平安時代とされている。黒、赤、青の3色の筆と、
松脂をつけた筆の計4本を巧みに扱い、水面に模様を作っていく様子は
圧巻!そして、ロサーナさんはこの繊細な作業に挑戦することに!
▼次に墨流しの着物をぜひ見てみたいと向かったのは、東京の銀座にある
着物店。その希少性と二つとない模様の美しさから2000万円の値が
付くものもあるという。熱意が認められ、瑞宝単光賞を受賞した着物染めの
巨匠を紹介してもらえることに。工房では14mの反物を一反のまま一気に
染める長年の経験がものをいう職人技を見せてもらう。
<応援団長>織田信成  <出演者>鍋かをり、高橋茂雄(サバンナ)
<ゲスト>オダギリジョー、LINA(MAX)
<ナレーション>増田明美、大塚芳忠
【見逃し配信はTVerで!】  https://tver.jp/series/sr68z5me4n
(Gガイドテレビ王国)
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