2025年5月23日金曜日

映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』期間限定上映

 

     © 1999 Road Movies Courtesy of Wim Wenders Stiftung

ライ・クーダーがキューバ音楽の巨人たちと創り上げたグラミー賞®受賞アルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。ヴェンダース監督がクーダーに同行し彼らを追いかけた本作は、90年代に最も愛されたドキュメンタリーのひとつであり、キューバ革命前の遺産への熱烈な頌歌である。

監督:ヴィム・ヴェンダース
キャスト:ライ・クーダー、イブライム・フェレール、ルベーン・ゴンザレス、エリアデス・オチョア、オマーラ・ポルトゥオンド、コンパイ・セグンド


上映予定劇場:新宿武蔵野館       6/6(金)公開~1週間限定上映
       ヒューマントラスト渋谷  6/6(金)公開

2025年5月17日土曜日

【追悼】ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領

「世界で一番貧しい大統領」として知られたウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領が13日、亡くなりました。


当研究所のダニエル・マチャド研究員に、以前ホセ・ムヒカ元大統領を取材撮影した画像を送っていただいたので共有します。

https://youtu.be/YLZvJPVd3QM


【公開講演会】立教大学ラテンアメリカ研究所主催 2025/6/21

 立教大学ラテンアメリカ研究所主催 公開講演会のお知らせ


パラグアイにおける言語政策と先住民教育 

―異文化間複言語教育をめぐる課題―

パラグアイは、旧宗主国言語であるスペイン語と土着言語であるグアラニー語を憲法で公用語と定め、それら二言語の併用に基づく教育改革を展開してきた。周辺諸国の例のように、一部の住民(先住民・移民等)のみを対象とするのではなく、全国民のバイリンガル化を目指し推進してきたところに特異性がある。しかしその一方で、現存する19の先住民族諸語の中でのグアラニー語の威信言語化という現象も生じている。「複文化・二言語国家」を憲法に謳うパラグアイを事例として、子どもたちの母語を重視する教育の展開に着目し、多様な民族の自律的統合を実現するには、いかなる言語文化政策や教育改革が求められるのかに関し、主として異文化間複言語教育の観点から考察する


講師:牛田 千鶴 氏(南山大学外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科教授)

日時:2025年6月21日(土)17:30~19:00

場所:立教大学池袋キャンパス14号館4階D401教室&Zoom

参加費無料

定員:教室参加200名、Zoom参加300名

事前申込必要 

 → 教室参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/0621tm   


 → Zoom参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/0621on
                                                 




2025年5月9日金曜日

【映画】『ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997』@ユーロスペース 5/24(土)公開

 ユーロスペースHP


『ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997』

出会うこと そして、映しとること
鬼才ペドロ・コスタ、“はじまりの軌跡”をみつめる
ペドロ・コスタ はじまりの刻(とき)1989-1997
『ヴァンダの部屋』から25 年、『コロッサル・ユース』から19年――世界を驚かせ続けるポルトガルの鬼才、ペドロ・コスタ。
その伝説前夜とも言える、漆黒のモノクロが鮮烈な長編デビュー作『血』、“カーボ・ヴェルデ”というペドロ・コスタの後の作品群に繋がる場所が初めて登場した重要作『溶岩の家』、スラム街フォンタイーニャスに住む人々を起用し、圧倒的なリアリズムで底辺の生活の厳しさを描く『骨』の初期3 作を監督自ら監修した4Kレストア版で初めて劇場公開する。
また、破壊されつつあるフォンタイーニャスを舞台にそこに生きる人々の営みを強烈な映画手法で描いた、『ヴァンダの部屋』と『コロッサル・ユース』も特別上映し、その類まれな軌跡を見つめる――。
【上映作品】
◉『血』(4Kレストア版)※当館では2K上映
◉『溶岩の家』(4Kレストア版)※当館では2K上映
◉『骨』(4K レストア版)※当館では2K上映
<特別上映>
◉『ヴァンダの部屋』(2K レストア版)
◉『コロッサル・ユース』(2K レストア版)

【映画】『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』@川崎市アートセンター

 川崎市アートセンターHP


『ボサノヴァ~撃たれたピアニスト』

世界を席巻したボサノヴァ大ヒットの影で 謎の失踪を遂げたピアニストを追う

ニューヨークのジャーナリストが、ボサノヴァの歴史を書くため、ブラジルに取材旅行に赴く。実在の巨匠たちを次々と取材する彼は、1976年にアルゼンチンで謎の失踪を遂げたピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。南米の政治の暗黒を突くアニメーション。

作品情報:2023年/スペイン、仏、蘭、ポルトガル/カラー/シネスコ/1h43/DCP
監督:フェルナンド・トルエバ、ハビエル・マリスカル
脚本:フェルナンド・トルエバ
声の出演:ジェフ・ゴールドブラム

24年ヨーロッパ映画賞 作品賞&長篇アニメーション賞ノミネート
24年ゴヤ賞 長篇アニメーション賞ノミネート
23年ワシントンDC映画批評家協会賞 ドキュメンタリー賞ノミネート
上映日:
2025年5/13(火)~16(金) 17:05
5/17(土)、18(日)、20(火)~23(金) 17:00
※休映日…5/19(月)

【映画】『トレンケ・ラウケン』、ラウラ・シタレラ監督特集ほか@下高井戸シネマ

 下高井戸シネマHP

・『トレンケ・ラウケン』
2023年カイエ・デュ・シネマ誌第1位、ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門出品
監督・脚本:ラウラ・シタレラ/脚本:ラウラ・パレーデス
出演:【Part1】ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、ラファエル・スプレゲルブル、セシリア・ライネロ
【Part2】ラウラ・パレーデス、エセキエル・ピエリ、フリアナ・ムラス、エリサ・カリカホ、ベロニカ・ジナス
2022年/アルゼンチン・ドイツ/Part1:2h08/Part2:2h12
アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、植物学者のラウラが姿を消す。恋人ラファエルと同僚のエセキエルは、ラウラを追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのかー。
昨年末の限定上映で好評を博した話題作!注目のアルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」の集大成的作品であり、世界中の批評家や映画ファンを魅了した4時間超の超大作迷宮的ミステリー。
※【Part1】【Part2】各回入替制
4/26(土)~5/2(金)
【Part1】13:50~(終16:03)
【Part2】16:20~(終18:35)

5/3(土)〜5/9(金)
【Part1】15:35~(終17:48)
【Part2】18:05~(終20:20)

5/10(土)〜5/16(金)は日替り上映
連日19:50~(Part1終22:03)、(Part2終22:05)、
【Part1】5/10(土)、12(月)、14(水)、16(金)
【Part2】5/11(日)、13(火)、15(木)

5/17(土)〜5/23(金)
【Part1】17:35~(終19:48)
【Part2】20:00~(終22:17)

・ラウラ・シタレラ監督特集 響きあう秘密
『トレンケ・ラウケン』公開を記念してラウラ・シタレラ監督の全長編作品を特集上映します。エル・パンペロ・シネ常連の役者やスタッフとシタレラが作り上げたこのサーガでは、個々の作品の謎めいた魅力がきらめきつつ、すべての物語が奇跡的に連動していきます。『トレンケ・ラウケン』を見る前もしくは見た後に、ラウラたちが織りなす壮大な世界の秘密にもっと近づいてみませんか。

オステンデ
ドッグ・レディ
詩人たちはフアナ・ビニョッシに会いに行く

4/26(土)~5/2(金)18:45
5/3(土)〜5/9(金) 20:30
5/10(土)〜5/16(金) 16:00/ 17:55
5/24(土)〜5/30(金) 20:15
※作品日替り
※5/17(土)~5/23(金)は特集の上映はございません。


・『あの歌を憶えている』
ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門 男優賞

2023年/アメリカ・メキシコ/1h43
監督・脚本:ミシェル・フランコ
出演:ジェシカ・チャステイン、ピーター・サースガード

13歳の娘とNYで暮らすシルヴィアは若年性認知症を抱えるソールと出会い…。記憶に翻弄される二人が、過去や人生と向き合う姿を静かに優しく描き出す。

6/21(土)~6/27(金) 13:30~(終15:18)

【映画】『MEMORIA メモリア』(2021、コロンビアほか)5/10(土)オールナイト@新文芸坐

5/10(土)オールナイト上映  22:45~5:55  新文芸坐HP

『MEMORIA メモリア』他2本上映

メモリア公式HP


【講演会】ラテンアメリカ・レクチャーシリーズ13「中米の今―移民、人権、法の支配」

 「中米の今―移民、人権、法の支配」

司会: 幡谷則子/上智大学外国語学部教授・イベロアメリカ研究所所員

第1回 6月16日(月)笛田千容/駒澤大学総合教育研究部准教授
           「移民の『安全保障化』を中米から考える」

「人の越境移動→国家間の相互依存→戦争しなくなる、平和になる」というリベラルな国際秩序観がこの四半世紀でなぜ、どのように後退したのか。「安全保障化」を鍵概念に、中米3カ国から米国への移民に焦点を当てて考えてみます。日本のメディアでも目にした「移民キャラバン」についてもお話しします。

第2回 6月23日(月)狐崎知己/専修大学経済学部教授
    「中米移民の経済学―光と影」

主に開発経済学の視点から、移民の功罪を国家、コミュニティ、家族、個人を単位に考えてみます。在米エルサルバドルやホンジュラス移民についての具体的な調査にもとづいてお話しします。

第3回 6月30日(月)Nancy Eunice Alas Moreno/上智大学外国語学部准教授・イベロアメリカ研究所所員
"El fenómeno del habeas SNS en El Salvador ante la inoperancia del habeas corpus"

Del habeas corpus al habeas SNS. Recurriendo a las críticas de los usuarios de las redes sociales en países con un sistema de justicia debilitado: el caso de El Salvador.

開催方法:Zoomミーティングによるオンライン開催

使用言語:第1回、第2回:日本語 第3回:スペイン語

■参加費無料
■要事前申込
以下のURLからお申し込みください。
一括でのお申し込みはできません。各回ごとにお申し込みください。

第1回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20250616 (締切:6月15日23時)

第2回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20250623 (締切:6月22日23時)

第3回 https://eipro.jp/sophia/events/view/IB20260630 (締切:6月29日23時)

【講演会】関東大震災に遭ったメキシコ人:記録と経験

 講演会「関東大震災に遭ったメキシコ人:記録と経験」

講師 :カルロス・ウスカンガ (メキシコ国立自治大学教授)
日時 :2025年5月30日(金)17:30~19:00
概要
1923年の関東大震災から102年。当時日本にいたメキシコ人がこの大災害の混乱のなかでどのように生き、苦闘したのかはほとんど知られていません。
本講演では、メキシコ外交官による報告書やメキシコの新聞記事、米国の出版物に掲載されたものに基づく歴史復元の中で一連の出来事を明らかにすることを試みます。
外交官や数少ない居住者によるこれらの資料は、日本のメキシコ人たちの経験を詳細に記録しており、関東大震災という同じ―しかしそれぞれ異なる形での―経験をした彼らとその家族の生活を再現します。
本講演では次のように5つの重要な側面を浮き彫りにしていきます。1)最も甚大な被害を受けた東京と横浜の情況を直接目撃したメキシコ人の語り、2)大地震、余震、火災による絶望的状況での人命救助を前に、この緊急事態に対してなされた人々の努力、3)震災とその後のメキシコ人の生活への影響、4)迅速な対日財政支援に向けてアルバロ・オブレゴン政府が果たした役割と、それによって深まった友好の絆、そして最後に、友好通商修交条約(1888年)の締結による日墨の外交関係樹立から137年という認識枠のなかに、両国の歴史の集団的記憶における関東大震災の影響という要素を分析に加える価値を考えます。

会場:上智大学中央図書館8階L-821会議室
使用言語:スペイン語
参加費無料/事前申込不要
主催:上智大学イベロアメリカ研究所   問合せ: ibero@sophia.ac.jp

2025年5月2日金曜日

ルシアノ・フェルナンド(元プロ野球外野手)ランチョンミーティング

日本ブラジル中央協会主催
ルシアノ・フェルナンド(元プロ野球外野手)ランチョンミーティング

講演者
ルシアノ・フェルナンド氏(元プロ野球外野手)
演 題
「日系4世、野球で日本とブラジルをつなぐ」

対談の聞き手は日本経済新聞社の宮本英威デスク(前サンパウロ支局長)

日 時:2025年5月19日(月)12:00-14:00
会 場:シュハスカリア・キボン 新虎店
港区新橋4-1-1 新虎通りCore2F

会 費:​
ブラジル料理ビュッフェランチ、ソフトドリンク付
会 員 4,000円
(ご家族も会員価格でお申し込みいただけます)
非会員 5,000円
※お申込みいただき次第振込先を連絡しますので、事前振込をお願いします。


2025年5月1日木曜日

連帯と国際化へ動くラテンアメリカ 【ラテンアメリカ ニュースダイナミクス】伊高浩昭×高瀬毅

ラテンアメリカ研究所学外所員でジャーナリストの伊高浩昭先生が出演されています。

今回は飛び込んできた「アルゼンチン出身のローマ教皇フランシスコ死去」を冒頭で取り上げます。特集は、時代遅れのトランプ「保護貿易戦争」で打撃を受けるラ米諸国がカリブ海諸国とも話し合い、自由貿易維持を謳い、アジア・中東、アフリカ、欧州、BRICSなどとの関係拡大に向かいつつある動きについて話し合います。3月下旬に国賓来日したルイス・ルーラ伯大統領と日本政府との話し合いや、年内に伯べレーン市で開かれるCOP30 などに触れます。

2025年4月23日 収録