立教大学ラテンアメリカ研究所主催 公開講演会のお知らせ
パラグアイにおける言語政策と先住民教育
―異文化間複言語教育をめぐる課題―
パラグアイは、旧宗主国言語であるスペイン語と土着言語であるグアラニー語を憲法で公用語と定め、それら二言語の併用に基づく教育改革を展開してきた。周辺諸国の例のように、一部の住民(先住民・移民等)のみを対象とするのではなく、全国民のバイリンガル化を目指し推進してきたところに特異性がある。しかしその一方で、現存する19の先住民族諸語の中でのグアラニー語の威信言語化という現象も生じている。「複文化・二言語国家」を憲法に謳うパラグアイを事例として、子どもたちの母語を重視する教育の展開に着目し、多様な民族の自律的統合を実現するには、いかなる言語文化政策や教育改革が求められるのかに関し、主として異文化間複言語教育の観点から考察する。
講師:牛田 千鶴 氏(南山大学外国語学部スペイン・ラテンアメリカ学科教授)
日時:2025年6月21日(土)17:30~19:00
場所:立教大学池袋キャンパス14号館4階D401教室&Zoom
参加費無料
定員:教室参加200名、Zoom参加300名
事前申込必要
→ 教室参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/0621tm
→ Zoom参加希望の方:https://s.rikkyo.ac.jp/0621on