2008年3月15日土曜日

南極便り(Una carta desde el Océano Antártico)

ラテンアメリカ論IIの伊高講師よりお便りが届きました。臨場感いっぱいのお便りに、旅心を誘われる人も多いはず。

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ラテ研の皆さんへ

いま眼前に氷の半島、島々、氷塊が迫っています。ペンギンが群れなし、アザラシが氷の床に眠り、鯨がはねています。人生で初めて味わう南極の感動です。ラ米研の皆さんと一緒だったら、さぞかし楽しいだろうと思います。この旅のお話は、いずれ東京でいたしましょう。

修了式は済みましたか。式後の昼食を逃したのは残念です。

旅の話に戻りますが、リオデジャネイロ郊外の日本人移住地でブラジル移民100周年を祝福しました。ブエノスアイレスでは記者根性が甦り、大いに取材しました。これも旅の収穫として、そのうち披露します。

マルビーナス(フォークランド)諸島も20年ぶりに訪ねました。地雷原がかなり減っていました。ティエラデルフエゴのウスアイアでは、良い本を仕入れました。亜国の世界一うまい牛肉をたらふく食べました。 

南極の後は、ホーン岬、ビーグル水道、マゼラン海峡、プンタアレナス、南米大陸最南端、チリパタゴニア氷河地帯と航海して、バルパライソで下船します。ちょうど旅の半分が終わったところです。

また、書きます。お元気で。

2008年3月9日 南極海にて、

ラテンアメリカ講座講師  伊高浩昭