2008年9月16日火曜日

勉強法の公開(その3)


やっと涼しくなってきましたね。

いかがお過ごしですか?

受講生の中には猛勉強を通して英気を養った人たちもいるようです。夏休みの勉強法の公開への投稿がありましたのでご紹介いたします。スペイン語初級IIクラスの有志による勉強会の報告です。


テキストは予定通り東大教養部編「Viajeros」から次の三つを選びました。・歴史評論:Alberto Galindo "Buscando un Inca"・地誌:Javier Pulgal Vidal "Las ocho regiones naturales del Peru"・バイオグラフィ:Silvia Salgado "Pedro Almodo'var"

どれも☆一つ(難易度で三つまで)なのですが、内容が難しい。テクニカル・タームや固有名詞を調べるのが大変でした。

最初に読み始めた「インカを探して」。ラス・カサスを引っ張り出し、網野徹哉を借りてきてと大変でした。インカ征服史の勉強か語学の勉強か分からなくなるほど。

ペルーの自然地理に至っては誰一人素養がありません。fotoperiodismo(光周期)なんて今もって何のコトやらです。

四段落を終える頃には諸手を挙げてアルモドバルに方向転換しました。

これはとても面白い。一行訳すごとに新しいアルモドバル像が見えてくる感じで快適でした。
読了できた分量は20頁足らずと決して多くはありませんが、「長文、何するものぞ」という気概?を養えたのが最大の成果かも知れません。

メンバーは六名。途中、お二人がご家庭の事情等でRead Only Memberに転じましたが、当初の予想よりみなさん熱心で、「よくぞここまで」という感じです。

途中、四時間以上にわたるオフ会をはさみ、四十日余りの間に、勉強会関連で受信したメールは百通を超えました!

対面式に比べるとコミュニケーションの質量を維持するのが大変ですが、案外このやり方、ラテ研受講生にはむいているかも知れません。

スペイン語初級IIの有志より