立教大学ラテンアメリカ研究所事務局が講演会やラテンアメリカ講座に関する日々の様々な出来事とラテンアメリカ関連情報をお伝えします。La secretaría del Instituto informa las novedades sobre las conferencias y el curso del Instituto de estudios latinoamericanos de la Universidad Rikkyo.
2009年11月26日木曜日
公開講演会「アマゾンからのメッセージ」
この講演会のチラシの写真をご覧ください。
上の写真は埼玉県の畑を空から撮った写真ではありません。アマゾンの写真です。
明日11月27日(金)18時より、立教大学池袋キャンパス8201教室において、熱帯森林保護団体代表の南研子さんによる公開講演会を開催いたします。
温暖化で北極域の氷床融解が予想を超えるペースで進んでいるとの報告書が最近欧米の科学者から発表され、17日付の英科学誌、ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)でも、世界の08年の化石燃料燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)排出量は、昨年よりも増加し、1人当たりの排出量も過去最多だったと発表されたのはごく最近のことです。
またブラジル政府が今月になって、2020年時点の温室効果ガス排出量を当初予測より最大で38・9%削減するという目標を発表したことも記憶に新しいと思います。
こうした中、地球温暖化の要となるアマゾン熱帯森林の現場で起きていることを伝えてくれるのが今回講師に迎える南研子さんです。
今日では、地球温暖化に関する記事を見ないことはないというほど、注目を浴びているテーマですが、この講演会では、現地の声を一人でも多くの方へ届けよう、深刻な状況を伝えようと、懸命な努力を続けている南研子さんの貴重なお話を聞くことができます。
南さんは80年代からアマゾンの先住民との関わりを持ち、あるときは生活をともにし、共に生き、森に生きる民の深い叡智をわたしたちに伝えてくださる方です。
机の上の論理ではない、現地の声をお届けします。
本からだけでは決してわからない、真実のアマゾンをお伝えいたします。