ケチュア語の講座のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。
・ PARC自由学校2012 ことばの学校 『はじめてのケチュア語―アンデス先住民族の歴史と文化を学ぶ』 2012年6月~2012年12月 全13回/定員20名
南米アンデス地域の先住民族の言葉で、それを話す人びとによって「ルナ・シミ(人間の言葉)」と呼ばれるケチュア語は、いまも先住民族の暮らしの基礎であり、ペルーやボリビアなどの国ではスペイン語とならぶ公用語にもなっていま。このクラスでは、インカ帝国時代から現在まで脈々と語り続けられてきたケチュア語を学ぶことを通して、先住民族の仕事、食文化、歌や儀礼が持つ豊かな世界にふれていきます。ケチュア語を話す人びとがどんな歴史を経験してきたのか、そして今どんな変化に直面しているのかについても考えてみましょう。
【概要】
・2012年6月~2012年12月
・基本的に隔週金曜日 19:00~21:00
・全13回/定員20名
・参加費:38000円
【講師&コーディネーター】
■若林大我(法政大学 非常勤講師)
プロフィール:ペルー南部高地の先住民共同体をフィールドに、
アルパカをはじめとする家畜の飼育・利用と、民話や口承、儀礼などに
表れる世界観との結びつきをテーマに研究している。
【講座日程(予定)】
◆6月1日
オリエンテーション★ケチュア語の世界へようこそ
─ケチュア語の背景と話者の地理的ひろがり
■太田昌国(現代企画室/民族問題研究)
◆6月15日
★ケチュア語の基本1 発音と人称
お話:アンデス先住民族の親族の呼びかたと家族生活
◆6月29日
★ケチュア語の基本2 あいさつ・自己紹介・時間を表わすことば
お話:アンデス先住民族の1 年
◆7月13日
★ケチュア語の基本3 数詞
お話:儀礼に見る数の概念
◆7月27日
★ケチュア語の基本4 動物・植物・色を表わすことば
お話:農村部の食べもの・暮らし
◆9月1日(土)14:00~17:30
★スクリーンにあふれるケチュア語
─ボリビア映画を観て知るアンデス現代史
■太田昌国(現代企画室/民族問題研究)
◎上映作品:『第一の敵』
(監督:ホルヘ・サンヒネス/ボリビア/ 110 分/ 1974 年)
◆9月14日
★ケチュア語の基本5 簡単な肯定文・天気を表わすことば
お話:農耕と牧畜
◆9月28日
★ケチュア語の基本6 簡単な否定文・疑問文
お話:ケチュア語の歌・ワイノの歌詞世界
◆10月12日
★人びとの喜びや悲しみが息づいている
ボリビア・フォルクローレダンスの世界
■セノビア・ママニ(フォルクローレダンサー)
◆10月26日
★ケチュア語と文学
◆11月9日
★純粋ケチュア語にふれる
◆11月30日
★変わりゆく先住民族社会: 開発、移住、生業の変容
◆12月14日
★クロージング・パーティ!
─アンデスの料理をみんなでつくり味わおう
※材料費が別途かかります。
【お申込み・お問合せ】
http://act.parc-jp.org/s/fs/2012-06.html