ラテ研の皆さんへ
先月3週間、南太平洋の小島、ツバルに滞在しました。
ツバルは昨今、地球温暖化で最初に沈む国として知名度が上がっています。月の満ち欠け、つまり潮の満ち引きを計算して二度、大潮の島の様子を記録に撮りました。この目で見る気候変動の被害は、島本来もつ美しさとあまりにかけ離れている一方、そこで暮らす人々にとってはあたりまえの生活の一部になっており、私たちはとりかえしのつかないものを失っているという感覚にとらわれました。
済みきった大きな空と、まばゆい陽の光の下に、伝統に根付いた生活を送る人々がいます。その多くが、将来その大地が沈むことは知らされているけれど、受け入れていませんでした。この美しい生活の一端を写真から想像していただければ嬉しいです。
ツバル滞在後、一路ニュージーランドから南米大陸に飛び、現在南米及びその周辺を回っています。
また後日ご報告します。
3月9日
ラテンアメリカ講座受講生 M. Matsueda