スペイン語を学んで、原語で文章を読み始めると、文学に挑戦してみたくなる時期がやってきます。
とはいっても、いきなり幻想文学とまでは行かなくても、一般的な小説などは最初はなかなか読み終えるのが難しいものですね。
そんな時期にオススメなのが児童文学です。
表現はさほど難しくないけれど、読み応えのあるものが多くあります。
そんな児童文学の講演会がセルバンテスで開かれます。 『ベラスケスの十字架の謎』がはたして児童文学にあたるかどうかは定かではありません。ベラスケスのラス・メニーナスを好きな人であれば、誰でも夢中になって読むこと請け合いの本です。宮中で仕える子供という登場人物から見た本というのも蒼穹の昴に通じるものもあり、とてもおもしろかったです。
『ベラスケスの十字の謎』の著者、スペインの児童文学者エリアセル・カンシーノ氏が来日し、東京(2か所)と京都で講演会が開催されます。
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◇エリアセル・カンシーノ略歴1954年生まれ、セビーリャ在住。公立中学校で哲学を教えながら、児童文学、特にYA文学を発表してきた。日本では、1997年にラサリーリョ賞を受賞した『ベラスケスの十字の謎』(徳間書店刊、宇野和美訳)の翻訳があり、この秋、昨年アランダール賞受賞の『フォスターさんの郵便配達』(偕成社、宇野和美訳)が刊行になる。スペインの実力派児童文学作家。
◆講演会JBBY(日本国際児童図書評議会)
主催日時:10月25日(月)14:00~16:00(13:30開場)
テーマ:10代の文学と私場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟310号室 (渋谷区代々木神園町3-1 03-3469-2525)
定員:100名通訳・聞き手:宇野和美
参加費:1000円 (当日受付にて)
申込:①名前 ②住所 ③連絡先を明記のうえ、電話かファクスかメールにて、JBBY事務局まで。
TEL. 03-5228-0051 FAX. 03-5228-0053
info@jbby.org※講演会終了後、サイン会あり。
◆セルバンテス文化センター東京主催
日時:10月26日(火) 19:00~
テーマ:『フォスターさんの郵便配達』出版記念講演会(同時通訳あり)
場所:セルバンテス文化センター東京 地下1階オーディトリアム
進行:宇野和美
入場無料・要予約:セルバンテス文化センター東京
info@cervantes.jp