2011年2月5日土曜日

フィデル・カストロ~みずから語る革命家人生、イグナシオ・ラモネ著、伊高浩昭訳


http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/024659+/top.html

伊高先生から下記のお便りが届きましたので、掲載します。


◎世に出たカストロ訳本

 イグナシオ・ラモネ著、伊高浩昭訳『フィデル・カストロ~みずから語る革命家人生』が2月3日、岩波書店から刊行された。上下2巻の大部である。翻訳時の苦労話は「訳者あとがき」に記したが、翻訳が決まってから出版されるまで4年がかりの一仕事だった。私は船旅の途上にあって、この新刊書を見ていない。4月初め、桜花爛漫のころ手にすることになる。思えば、ラテンアメリカ情勢に取り組んで44年、その間、フィデルは一貫して最高指導者ないし、それに順ずる地位にありつづけてきた。つねにラ米情勢の中心を占め、強迫観念のように私の脳裏を占めていた。その思いを「あとがき」に、「カストロとの長い格闘を終えて」として綴った。

 さて、私が身を置くNGOピースボートは、あす5日、タヒチの首都パペーテに着く。横浜を出航してから1万海里、2週間の無寄港航海だった。

 6日には、ペルーのカヤオ港に向けて新たな10日間の海の長旅に出る。いよいよ向かうは我がラ米であり、船上講師の活動も倍加する。

ではまた、


2011年2月4日、オセアニック号にて、
サルバドール