テーマ:「グアテマラ・マヤ先住民の織りと民族衣装:私のフィールドノートから(2002〜2012)」
講師:バルバラ・クノック・デ・アラトン(グアテマラ、イシチェル織物博物館研究員及びバジェ大学准教授)
講演概要:クノック氏は長年にわたり、グアテマラに暮らすマヤ系先住民の織物・伝統衣装の研究に従事されてこられました。グアテマラは中米の中で、伝統衣装を身にまとうマヤ系先住民が多く暮らしている国です。その鮮やかな彩りは、グアテマラに足を踏み入れる誰をも魅了し続けています。今回は、私たちにあまりなじみのないグアテマラ・マヤ系先住民の織物と伝統衣装文化を、彼女が2002年から2012年の間に行った現地調査を通して紹介していただきます。そして、先スペイン期から脈々と育んできた織物・伝統衣装文化が、現代文明の波に洗われるなかでどのような変容をおこしてきたのか、またマヤ系先住民と変容する織物と伝統衣装の関係に、自らの伝統を存続させていこうとする姿勢が見て取れることについて解りやすく解説していただきます。
日時: 2012年12月6日(木)17:30〜19:30
場所: 上智大学中央図書館総合研究棟9階L-911会議室
言語: スペイン語(通訳なし)
参加費無料・予約不要
主催:上智大学イベロアメリカ研究所