上智大学イベロアメリカ研究所が主催する公開シンポジウム『ラテンアメリカの新しい地域動態—経済統合と安全保障—』のお知らせです。
この20年のあいだ、新自由主義への批判の高まりと並行し、アメリカ合衆国のラテンアメリカにおける覇権は顕著に低下した。アメリカ大陸において自由経済に基づく地域共同体を構築する方向性は、今世紀初めに力を失った。現在までのところ、新自由主義が優位である時代は過ぎ去り、ポスト新自由主義の段階にあるラテンアメリカの地域統合は、1990年代のように特定の方向に収斂する方向性を示してはおらず、複数の将来像が存在している。本シンポジウムは、ポスト覇権段階にはいったラテンアメリカの地域主義を分析することを目的とする。経済統合をめぐる地域動態を、アジア太平洋地域における新動向をふまえつつ分析するとともに、安全保障の面でラテンアメリカが直面する課題について考察をくわえる。
日時: 2013年5月31日(金)13:30〜18:20
場所: 上智大学中央図書館総合研究棟9階L-921会議室
言語: スペイン語(通訳なし)
参加費:無料
主催:上智大学イベロアメリカ研究所・京都大学地域研究統合情報センター
詳細プログラムはこちら
http://www.info.sophia.ac.jp/ibero/japanese/simpo_program.pdf