第72回ベルリン国際映画祭コンペティション部門金熊賞受賞!
カタルーニャで桃農園を営む大家族に突き付けられた、まさかの立ち退き命令。
急激な時代の変化に晒される家族の絆を通して、世界の未来を問いかける物語。
少女の特別な夏を描いた初の長編監督作『悲しみに、こんにちは』がベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞とジェネレーション部門グランプリを受賞したカルラ・シモン。眩いばかりの新しい才能の登場に映画界は歓喜した。
長編2作目となる『太陽と桃の歌』はスペインのカタルーニャを舞台に、伝統的な家族経営の桃農園が、ソーラーパネルに取って代わられるという世界中で起こっている自然と人間の問題を描き、ベルリン国際映画祭に凱旋するや見事金熊賞に輝いた。世界各地で56の映画祭やアワードに受賞&ノミネートされた話題作が、遂に日本公開となる。
カタルーニャの広大な大地と豊かな実り、煌めく夏の空と吹き抜ける風が余すところなく映し出され、リアルな家族のやり取りに時に笑わされ時に目頭が熱くなる心揺さぶるヒューマンドラマ。