毎年恒例のアメリカ研究所との合同シンポジムです。
今年は南北アメリカにとって大いなる変革の年となりそうです。なんといっても、その中心は昨年選挙に勝利したオバマ氏の大統領就任。ラテンアメリカはどのような道を進むのでしょうか?こうした疑問に方向性を示してくれるのが、今週土曜日に開催される、立教大学アメリカ研究所とラテンアメリカ研究所の合同シンポジウムです。
そして、このシンポジウムが特別に楽しみなのは、ラテンアメリカ講座で6年間教えてくださっていた、遅野井先生が講演をなさることです。当時の受講生にはハガキでお知らせしましたが、ぜひなつかしい顔を見せていただきたいものます。
日時:2009年1月10日(土)17時より
場所:立教大学池袋キャンパス5号館1階5121教室
前半講演内容:「オバマ次期政権の対外外交政策―ラテンアメリカ政策を中心に歴史的視点からの考察
講師:広島市立大学国際学部教授 上村 直樹
現在、広島市立大学国際学部教授。アメリカ政治外交史および国際政治学を専攻。特に米州関係と日米関係、ANZUS同盟関係への関心が深い。共著に『アメリカが語る民主主義』(ミネルヴァ書房、2000年)、『戦後アメリカ外交史』(有斐閣、2002年)、『21世紀の核軍縮』(法律文化社、2002年)など。
後半講演会内容:「ラテンアメリカの政治変革―左派政権の挑戦と課題」
講師:筑波大学大学院人文科学研究科教授 遅野井 茂雄
現在、筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。日本ラテンアメリカ学会理事長(2004年~2008年)。専門はグローバル化とアンデス諸国のガバナンス構築、ラテンアメリカの左派政権など。共編著に『21世紀ラテンアメリカの左派政権』(アジア経済研究所、2008年)、『ラテンアメリカの人々を理解するために』(新評論、2001年)など。