2023年3月29日水曜日

ブラジル人作家イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏 小説『曲がった鋤』日本語版発売記念ツアーで来日

駐日ブラジル大使館より以下のお知らせをいただきました。




このたびブラジル人作家イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール(Itamar Vieira Junior)氏が、文学賞受賞作『曲がった鋤』(Torto Arado)の日本語版発売記念ツアーのため、4月10日から18日まで来日します。今回は作家にとり初来日で、東京、大泉町、浜松、京都、名古屋の5都市を訪問する予定です。
 
東京では、代官山蔦屋書店での出版記念イベントとサイン会、神田外語大学、早稲田大学、東京外国語大学での講演、ブラジル大使館でのバイリンガル読書会特別版、群馬県大泉町のブラジル人学校生徒との対話を予定しています。
 
『曲がった鋤』は過去数十年において屈指の成功を収めたブラジル文学作品であり、20カ国以上で翻訳されています。一般読者や批評家から絶賛され、ポルトガル語文学作品に贈られる主要な賞であるレヤ賞(2018)、ジャブチ賞(2020)オセアーノス賞(2020)を受賞しました。国立植民農地改革院(INCRA)での勤務経験に着想を得たこの小説は、バイーア州の奥地に住むビビアーナとベロニージアの姉妹が、祖母のベッドの下にある洋服鞄から古い不思議なナイフを見つけ、運命が急変するという物語です。巧みなプロットと旋律の美しい散文で、『曲がった鋤』は生と死、戦いと償いを描きます。
 
この作品は東京外国語大学の武田千香教授と常葉大学の江口佳子教授によって日本語に翻訳され、ブラジル政府の支援を受けて水声社から出版されました。この取り組みは駐日ブラジル大使館による2022年のブラジル独立200周年記念文化事業の一環です。『曲がった鋤』はブラジル文学を日本に広めるプロジェクトの一環として過去1年間に日本語に翻訳された5冊の書籍のうちの1冊です。この企画の下、2022年2月にグラシリアノ・ハーモス著『乾いた人びと』、同6月にオスカール・ナカザト著『ニホンジン』、同9月にリジア・ファグンジス・テーリス著『三人の女たち』を刊行し、来る4月に作品集『ブラジル文学傑作短編集』を上梓予定です。
 
イタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏の東京での全日程、各イベントの日程や申し込み方法などの詳細はwww.burajirubungaku.net をご覧ください。
 
小説やイタマール・ヴィエイラ・ジュニオール氏のツアーに関するご質問は、電子メールアドレスimprensa.toquio@itamaraty.gov.brにて受け付けております。

2023年3月27日月曜日

「BOSSA HANAMI in SHIBUYA」 北谷公園で2023年4月1日に開催

ブラジル大使館よりお知らせがありましたので掲載いたします。
このたびブラジル大使館は、ブラジル音楽を祝う無料フェスティバル「BOSSA HANAMI」を東京で開催する運びとなりました。
 
「BOSSA HANAMI」は来る4月1日(土)に渋谷区立北谷公園にて実施します。このイベントは桜の開花を愛でる日本の伝統行事「お花見」を祝うために企画されました。BOSSA HANAMIは新型コロナウイルス感染症の流行以来初めて訪れる制限のない状況下での桜の開花で、地元住民や訪日外国人の方々から大きな期待が寄せられています。
 
このフェスティバルは2008年から地元の秋の定番行事となったブラジル音楽イベント「BOSSA AOYAMA」の春版として開催されます。
 
BOSSA HANAMIには、Sexteto Mandacarinho、歌手のMARIANA、行川さをり・助川太郎DUOによる音楽演奏を予定しています。ライブに加え、ブラジルの料理や飲み物、物産のマルシェなども出展します。
 
音楽演奏の様子は本イベントのYouTubeチャンネルでライブ配信されます。
https://www.youtube.com/@BOSSAAOYAMA.
 
詳しくはイベントのオフィシャルページをご覧ください。
https://www.bossa-hanami.jp/
 
【日時】       4月1日(土)
                     開場11:00
                     演奏13:00~
                     終了18:00
                  (*)雨天の場合は4月2日(日)に変更します
【場所】        北谷公園(渋谷区神南1-7-3)
【入場】        無料
【主催】        BOSSA HANAMI in SHIBUYA  実行委員会/駐日ブラジル大使館
【後援】        渋谷区/一般財団法人 渋谷区観光協会

2023年3月24日金曜日

映画『ボルベール 帰郷』『バッド・エデュケーション』『パラレル・マザーズ』監督:ペドロ・アルモドバル 

『ボルベール 帰郷』 4/8(土)
監督:ペドロ・アルモドバル、主演:ペネロペ・クルス、カルメン・マウラ

『バッド・エデュケーション』 4/20(木)
監督:ペドロ・アルモドバル、主演:ガエル・ガルシア・ベルナル、フェレ・マルティネス

『パラレル・マザーズ』 4/22(土)、4/26(水)、4/27(木)、4/28(金)
監督:ペドロ・アルモドバル、主演:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット

新文芸坐で上映!

詳しくは、新文芸坐

ガウディとサグラダ・ファミリア展 東京国立近代美術館

人間は創造しない。人間は発見し、その発見から出発する。

スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)は、一度見たら忘れることのできないそのユニークな建築で、今なお世界中の人々を魅了し続けるとともに、様々な芸術分野に影響を与えてきました。
本展では、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、ガウディの建築思想と創造性の源泉、さらにはこの壮大な聖堂のプロジェクトが持っていた社会的意義を解き明かします。図面のみならず膨大な数の模型を作ることで構想を展開していったガウディ独自の制作過程や、多彩色のタイル被覆、家具、鉄細工装飾、そして彫刻を含めたガウディの総合芸術志向にも光を当て、100 点を超える図面、模型、写真、資料に加え、最新の技術で撮影された建築映像も随所にまじえながら、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫ります。

会期:2023年6月13日(火)~9月10日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
開館時間:10:00~17:00(金・土曜日は20:00まで)
*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
主催:東京国立近代美術館、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
共同企画:サグラダ・ファミリア贖罪聖堂建設委員会財団
後援:スペイン大使館
お問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
※入館方法、観覧料金等の情報は、確定し次第、こちらの展覧会公式サイト等でお知らせします。
※開館時間、休館日等、展覧会の詳細については、今後の諸事情により変更する場合があります。
最新情報はこちらの展覧会公式サイト等でご確認ください。

2023年3月16日木曜日

『奇蹟の人 ホセ・アリゴー』

 横浜ジャック&ベティにて、
3月25日(土)〜3月31日(金) 1週間限定上映されます。


2023年3月10日金曜日

映画『ドン・カルロスのために』東京日仏学院シネクラブ映画イベント・イルマ・ヴェップ

ドン・カルロスのために Pour Don Carlos

(フランス=スペイン/1921年/80分/サイレント・伴奏つき/染色)
監督:ミュジドラ、ジャック・ラセーヌ
出演:ミュジドラ、スティーヴン・ウェバー、アベル・タリド

サイレント映画のスター女優ミュジドラがスペインのバスク地方で監督、主演した初の自主制作作品で、土地やそこに住む人々を生かし、歴史もの、アクションもの、そしてメロドラマへと自由にジャンルを横断して撮られている。19世紀末のスペイン王位継承権をめぐるドン・カルロス派(カルリスタ)とイザベル2世派が争ったカルリスタ戦争を題材に、若い役人とドン・カルロス派のミューズを描く。ミュジドラ自ら妖しく、狡猾で、しかし最後は恋する男のために命をかけるミューズを演じる。シネマテーク・ドゥ・トゥールーズ、シネマテーク・フランセーズ、サンフランシスコ無声映画祭による4K復元2019年版にて上映。

3.31(金)15:30~/4.2(日)15:00~ 

詳細はこちら

ペドロ・アルモドバル×ナンニ・モレッティ 隣り合う親子たちの数奇な運命

パラレル・マザーズParallel Mothers

予想外の妊娠でシングルマザーとなったジャニスとアナ。二人の数奇な運命を通し、困難な時代に目の前の人を愛する大切さを描く。

開映時間 12:45 / 17:40(~終映19:45)
ペドロ・アルモドバル監督作品/2021年/スペイン・フランス/123分/DCP/R15+
■監督・脚本 ペドロ・アルモドバル
■製作 アグスティン・アルモドバル/エステル・ガルシア
■撮影 ホセ・ルイス・アルカイネ
■編集 テレサ・フォント
■音楽 アルベルト・イグレシアス
■オフィシャルサイト https://pm-movie.jp/
■出演  ペネロペ・クルス/ミレナ・スミット/イスラエル・エレハルデ/アイタナ・サンチェス=ギヨン/ロッシ・デ・パルマ/フリエタ・セラーノ

【特別レイトショー】神経衰弱ぎりぎりの女たち【Late Show】Women on the Verge of a Nervous Breakdown

人生の崖っぷちに立たされた女性たちが奮闘する恋愛群像喜劇。ジャン・コクトーの戯曲に着想を得た、アルモドバル監督の出世作。

開映時間 【3/25(土)~27(月)】20:10(~終映21:40)
ペドロ・アルモドバル監督作品/1988年/スペイン/89分/Blu-ray
■監督・脚本 ペドロ・アルモドバル
■製作総指揮 アグスティン・アルモドバル
■撮影 ホセ・ルイス・アルカイネ
■編集 ホセ・サルセド
■音楽  ベルナルド・ボネッツィ
■出演 カルメン・マウラ/フェルナンド・ギリエン/フリエタ・セラーノ/アントニオ・バンデラス/ロッシ・デ・パルマ/マリア・バランコ

【特別レイトショー】KIKA キカ【Late Show】Kika

純真なメイクアップアーティスト・キカを中心に、一癖も二癖もある登場人物たちが入り乱れて繰り広げる異色の愛と劇場のドラマ。

開映時間 【3/28(火)~31(金)】20:10(~終映22:05)
ペドロ・アルモドバル監督作品/1993年/スペイン/114分/Blu-ray
■監督・脚本 ペドロ・アルモドバル
■製作総指揮 アグスティン・アルモドバル
■撮影 アルフレッド・メイヨ
■編集 ホセ・サルセド
■音楽 ペレス・プラド
■出演 ベロニカ・フォルケ/ピーター・コヨーテ/ビクトリア・アブリル/アレックス・カサノヴァス/ロッシ・デ・パルマ/サンティアゴ・ラフスティシア