今週は東京で世界建築会議が開かれますね。この機会にあちこちで素敵な建築に関する講演会が開かれていますので、お知らせします。まずは、ラテンアメリカおよびスペイン語圏から。
講演会『中南米における歴史的市街の全面的修復について』
日時:9月29日(木)18:00~
会場:セルバンテス文化センター、オーディトリアム
入場無料、要予約。
歴史的建築物修復の第一人者、建築家Pedro Tembouryより、キューバ・メキシコ・グアテマラ等における歴史的遺産修復のための偉大な業績を自ら紹介する。
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シンポジウム:「景観再生」
講演者:隈 研吾、ミゲル・アギラル、カルロス・フェラテル、ジュセップ・フェランド、ラモン・サナブリア、エステバン・テラダス
日時:9月29日(木)19:00~
会場:セルバンテス文化センター、オーディトリアム
入場無料、要予約。
9月25日から10月1日まで東京で開催される第24回世界建築会議にあわせ、展覧会『建築はランドスケープである』及び『景観再生』と題したシンポジウムを開催します。 本シンポジウムでは、カタルーニャの建築家グループを招き、近年の建築モデルにおける都市開発の重要性に始まり、彼らの、ある時は自然で、歴史的あるいは都会的なものとなる景観再生について、自身の作品とその概念との関連性に触れながらお話いただきます。その後、隈研吾氏がこのたびの地震災害で被害を受けた地域の復興についてお話いただきます。
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出版記念会:
フランコ・ラ・チェクラ著『反建築-大規模開発と建築家』(Franco La Cecla, “Contro l’architettura”, Bollati Boringhieri, 2008)の翻訳出版(鹿島出版会)を機に、著者を迎えて出版記念の会を開催します。
人類学者であり、またレンゾ・ピアノ事務所の顧問も務めたラ・チェクラ氏は、長年にわたり建築が社会に及ぼす影響について研究してきました。建築と空間について考察した本書では、近年有名建築家が都市再開発計画をてがけるケースが増えるなかで、建築家がかたちづくりに執心し、地域や環境への配慮を欠いている現状に目を向け、その手法に疑問を呈しています。
今回の出版記念会では、ラ・チェクラ氏が上記テーマを中心に基調講演を行い、その後、著作のなかで提示された問いかけをもとに、日伊の専門家・建築家が議論します。
日時:2011年9月30日(金)18時~21時(開場17時30分)
会場:イタリア文化会館アニェッリホール 東京都千代田区九段南2-1-30
主催:イタリア文化会館、法政大学エコ地域デザイン研究所
共催:公益財団法人 日伊協会
協力:イタリア大使館、伊日財団、ボローニャ大学IAS、鹿島出版会、グラニティフィアンドレ社
協賛:鹿島建設株式会社
入場無料:日伊同時通訳付
お問い合わせ:イタリア文化会館 Tel. 03-3264-6011(内線13, 14)
詳細はhttp://www.iictokyo.esteri.it/IIC_Tokyo/webform/SchedaEvento.aspx?id=409&citta=Tokyo
プログラム
講演:フランコ・ラ・チェクラ氏(45分)
パネルディスカッション:
フランコ・ラ・チェクラ氏
隈研吾氏(建築家、東京大学教授)
ジョルジョ・ジャニギャン氏(ヴェネツィア建築大学教授)
リヴィオ・サッキ(建築家)
陣内秀信氏(法政大学教授) モデレーター
申し込み:参加ご希望の方は、件名を「9月30日シンポジウム」とし、お名前とお電話番号、参加希望人数を明記の上、eventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。